- 1 初めての仮想通貨の確定申告は難易度が高い
- 2 免責事項
- 3 仮想通貨税金計算時に大きく誤差が出る理由
- 4 大きな誤差を見つける方法
- 5 履歴が全て計上できていない場合
- 6 修正処理の例
- 6.1 残高が増えている場合(利益)
- 6.2 残高が減っている場合(損失)
- 7 誤差処理をする場合の注意点
- 8 まとめ
仮想通貨(暗号資産)の税金計算方法はイーサリアムエコシステムのArbitrum($ARB)やOptimism($OP)、zkEVMなどのzkSync($ZK)のようなL2、さらにはLayerZero($ZRO)やWormhole($W)などを介したブリッジ、DeFi/NFTなどエアドロップに関わる署名を行うことで難易度が指数関数的に上昇していきます。
本稿では仮想通貨投資家が初めて確定申告または決算処理を行う場合の難易度の問題と対処法について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。仮想通貨の確定申告/決算の計算のやり方についてはリサーチレポート「【完全ガイド】0からわかる仮想通貨(暗号資産)の確定申告及び法人の決算のやり方」を参照してください。
初めての仮想通貨の確定申告は難易度が高い
イーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)のような仮想通貨(暗号資産)における税金計算における難易度は
「自分がただリスク資産として保有するだけなのか、イーサリアムエコシステムのような広大なネットワーク上でDeFi運用やエアドロップなどにおけるアドバンテージを取るのか」
で大きく変わります。
一方で仮想通貨にはじめて投資をしてからこれらを色々触っている場合、正確な税金計算にはそれら全ての取引を計算しなければ正しく計算することはできず、場合によっては履歴などの紛失やFTXのような取引所の破産により、現在保有する残高と大きく乖離が出るのもおかしくないでしょう。
そのため分離課税が実現したとしてもそれらを処理する必要があり、いつかは利益を確定することから時間をかければかけるほどに計算難易度が上がってしまうという問題があるのです。
これは初めてする場合は特にハードルが高く、墨汁うまいが使用している税金計算の補助ツールを本サロンでは会員に特別に提供しているということです。
仮想通貨税金計算支援ツール:https://bokujyuumai-salon.ethereum-japan.net/tool
仮想通貨の分離課税の可能性については墨汁マガジンVol.1090「金融庁の意向は仮想通貨(暗号資産)の分離課税実現へ一歩か?現行規制と問題を理解する」を参照してください。
免責事項
本稿は墨汁うまいと顧問税理士が決算申告を行う際に客観的に見て正当性のあると考えられる方法で処理を行っているものの、確実性を保証するものではありません。詳しい税務処理については所轄の税務署にてお問い合わせください。
本サロン及びオーナーの墨汁うまいはこれらの処理やツールを使用したいかなる仕訳ミス、税金計算ミス、それが及ぼす損失の責任を負いません。
仮想通貨税金計算時に大きく誤差が出る理由
仮想通貨で確定申告/決算申告を行う時、大きな誤差が出る理由としては
1.計算の仕訳が間違えている
2.