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墨汁マガジンVol.1198「仮想通貨トレジャリー企業が1万ETHを売却 データから見るFG Nexusの現状とイーサリアム影響」

目次
  • 1 イーサリアム準備金のDAT(トレジャリー企業)が1万ETH売却
  • 2 DATの苦戦とジワ下げの相場
  • 3 FG Nexusの問題点
  • 4 データから見るFG Nexusの現状
  • 5 SharpLink GamingやBitmineと比較するとどうなのか?
  • 6 まとめ

イーサリアム価格はついに3000ドルを割れ、史上最高値の更新の理由となったイーサリアム準備金を採用しているトレジャリー企業の脱落の可能性も見えてきている状態です。本稿では今回の下落によってSharpLink Gaming($SBE)やBitmine($BMNR)、ビットコイン準備金ではMicroStrategyなどしか生き残れない理由と相場影響について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

仮想通貨トレジャリー企業(DAT)の仕組みと需要については墨汁マガジンVol.1168「仮想通貨トレジャリー企業のナスダック監視強化のETHやBTC影響は?内容を正しく理解する」を参照してください。

 

イーサリアム準備金のDAT(トレジャリー企業)が1万ETH売却

イーサリアム準備金を採用したDAT(Digital Assets Treasury)、いわゆる仮想通貨トレジャリー企業の1つFG Nexusは保有していた50,770ETHのうち10922ETH、約50億円相当のイーサリアムを売却したことを発表しました。

この発表によりFG Nexusは保有数が4万ETHを下回り、売却して得た費用でナスダックに上場しちえる$FGNXの株価を買い戻しをし、仮想通貨トレジャリー企業としての立て直しを図る作戦となっているのです。

イーサリアム準備金のDATではこのような巨額のETH売りは初の事例であるといえ、トレジャリー企業の存続をかけた相場の節目と考えられると言えるでしょう。

 

DATの苦戦とジワ下げの相場

FG NexusはSharpLink GamingやBitmineのようなイーサリアム準備金企業としてのETH保有数は少なく、これは

 

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