目次
- 1 イーサリアム2.0のSapphireとGoerliの関係
- 2 イーサリアムサイドチェーンの欠点
- 3 ”スケーリング”を謳うサイドチェーンは有力ではない
- 4 まとめ
Vol.197 「イーサリアム2.0から学ぶレイヤーとブロックチェーンの未来」で紹介したように、ブロックチェーンはその高いセキュリティとDAOモデルにより、安価かつセキュリティの高いネットワークを使用できる一方、スケーリングはできないと結論付けられています。イーサリアム2.0とビットコインのライトニングネットワークのローンチ以降は、レイヤー開発がメインストリームとなるでしょう。
本稿では現在IEOで話題となっているMatic Networkなどのプロジェクトがイーサリアム2.0が近づくにつれどうなるかについて、詳しく解説します。
イーサリアム2.0のSapphireとGoerliの関係
5月初旬にローンチしたSapphireテストネットは、3.2ETHのテストネットコインをデポジットすることにより、バリデータのテストを行うことができます。これはイーサリアム2.0を例に説明したレイヤーから見るとわかりますが、