- 1 Liquid Stakingの仕組み一覧
- 2 cbETHとは?
- 3 cbETHの概要
- 4 cbETHとstETHの大きな違い
- 5 cbETHのステーキング/引出し方法
- 6 cbETHの知られざるリスク
- 7 cbETHコントラクトからわかるリスク
- 8 まとめ
イーサリアムは32ETHをステーキングしなければバリデータとしてネットワークに参加できませんが、LidoのstETHのような”Liquid Staking(流動性ステーキング)”であれば0.1ETHからステーキングに参加できます。
本稿では米仮想通貨取引所最大手のCoinbase(コインベース)が提供するcbETHについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
Liquid Stakingの仕組み一覧
Vol.312「イーサリアムバリデータプール “Rocket Pool”の仕組みとノードオペレーターの報酬(手数料)」
Vol.313「イーサリアム2.0のバリデータプール”Rocket Pool”のリスクとペナルティ対策」
Vol.706「LidoのstETHのペッグが崩れる理由 Curve Financeでデュアル流動性マイニングプールをローンチする利点とは?」
Vol.713「図解で理解するLidoでイーサリアム2.0のステーキング報酬をstETHに反映する仕組み」
Vol.709「イーサリアム2.0ステーキングプールLido Financeの概要 Rocketpoolとの違いと利点とは?」
cbETHとは?
cbETHとはCoinbase Wrapped Staked ETH(コインベース・ラップド・ステークド・イーサー)の略であり、米仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase)が提供するLiquid Staking(流動性ステーキング)トークンを指します。
Liquid Stakingでは本来32ETHをイーサリアムネットワークにバリデータとして参加し、ステーキング報酬を受けるための”掛け金”としてロックをする必要があります。一方でcbETHを介してイーサリアムのステーキングを行うことで、
「ETHをステーキングしつつ、cbETHがリプリゼントトークンつまりIOUトークンのような役割を果たすことで、売買やレンディングなどDeFiで多くの利用が可能となる」
ということです。
cbETHはLido Finance(ライド・ファイナンス)のstETHやRocket PoolのrETHの仕組みを参考にした仮想通貨(暗号資産)であると言えます。
cbETHの概要
発行元:Coinbase
cbETHコントラクト:0xBe9895146f7AF43049ca1c1AE358B0541Ea49704
発行数:ステーキングされているETH数、報酬に準ずる
入手方法:ステーキング/AMMでの購入
最低ETHステーキング数:なし
ガバナンストークン:なし
公式URL:https://www.coinbase.com/
公式Twitter(X):@CoinbaseAssets
cbETHとstETHの大きな違い
cbETHはstETHの仕組みを参考にしているものの、大きな違いがあり
「cbETHの仕組みは