- 1 イーサリアムの”マージ(The Merge)”9月実装が確定
- 2 テクニカル分析に使用している理論一覧
- 3 イーサリアムとビットコイン再度短期下落トレンドへ
- 4 ビットコイン9月が勝負に
- 5 イーサリアムはThe Mergeで事実売り?
ビットコインとイーサリアムは重要となる9月を目前に一時的に価格回復していたものの下落し、短期~中期下落トレンド入りとなる。
9月と夏枯れ相場の重要性については墨汁マガジンVol.743「ビットコインの長期トレンドにおいて夏枯れと9月がテクニカル分析に最も重要な理由」を参照してください。
イーサリアムの”マージ(The Merge)”9月実装が確定
イーサリアムファンデーションは8月24日、イーサリアムの完全PoS移行となる”マージ(The Merge)”を正式にアナウンスしました。このイーサリアムの正式アナウンスの前にすでにETH1及びETH2クライアントともにマージのTTD(最終合計難易度)を含む最新版をリリースしているため、あとはハッシュレートの変動次第とはなりますが9月中にThe Mergeが行われることが確定したのです。
The Mergeではイーサリアム2.0、通称”Beacon Chain( ビーコンチェーン)”側を9月6日にBellatrix(ベラトリックス)アップデートを行い、9月15日を予定しておりハッシュレートの増減で9月10日~20日の範囲でイーサリアム1.0側のTTDが58_750_000_000_000_000_000_000に達したときにパリアップデートが実装されることで、The Mergeが完了するのです。
対してThe MergeでPoSへ完全移行するイーサリアムに対し、中国人マイナーが主導となってフォークを行うイーサリアムPoW(ETHW)のテストネットが公開されました。RPCを提供することから、The Merge後にネットワーク設定を行うことで分裂したETHWを送金可能となります。
The Mergeで変わるイーサリアムの構造については墨汁マガジンVol.600「The Mergeとは?図解で理解するイーサリアムのETH1とETH2統合 Pt.1 今後の重要実装EIP-3675」を参照してください。
テクニカル分析に使用している理論一覧
前提知識として解説の不明な点は、下記テクニカル分析理論やファンダメンタルをわかりやすく実例で解説しているため参照してくだい。
テクニカル分析講座Vol.3 「テクニカル分析におけるトレンドの重要性 初心者を脱却して勝率を上げるための考え方」
テクニカル分析講座Vol.4 「ビットコインのトレンド分析から利大損小トレードを行う」
テクニカル分析の重要ポイント「イーサリアム価格とガス代の関係性は?ETH短期下落トレンドとビットコインはさらなる警戒へ」
Vol.42「仮想通貨価格の底を読む手法」
Vol.138「移動平均線(EMA)を仮想通貨のテクニカル分析に活用する手法」
Vol.194「テクニカル分析で長期移動平均線のゴールデンクロスを予測するトレード手法」
Vol.644「ビットコイン2022年も高騰?ファンダメンタルから見るトレンドサイクルから予測する」
Vol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」
Vol.683「フォロースルーデー(Follow-Through Day)とは?上昇トレンドへの転換を定義する詳しい条件」
イーサリアムとビットコイン再度短期下落トレンドへ
ファンダメンタル上ではイーサリアムは順調に進んでいる一方、ビットコインが市場リードしてイーサリアムまで再度短期下落トレンドとなっており、The Mergeによる事実売りの可能性が上昇しています。
短期下落トレンドの転換理由は
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