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リサーチレポート一覧

Edgewareのロックドロップを貰う手続きとアカウントの作成Subkeyのエラーガイド

Edgewareとは、イーサリアムのParityが行うETHを一定期間ロックすることでEDGをロックドロップで配布しローンチするPolkadot上のブロックチェーンです。イーサリアム上でETHを使用した”ICO”という資金調達は、EOSのETH攻撃からもエコシステム形成の失敗といえたでしょう。 対してEDGのロックドロップは、ETHをイーサリアム上のコントラクトで3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月間ロックすることでETHの価値をEDG上に裏付けするという新しい資金調達方、かつネットワークサポートを得るというものです。EDGをロックドロップでもらうには、ETHをイーサリアム上のコントラクトでロックする必要があり、本稿ではその前提となるEdgewareアカウントの作成、ローカル上での安全な作成方法、SubkeyやRustupでのエラーの回避方法を初心者にもわかりやすく解説。 Edgewareアカウントの作成後の、ETHのロックドロップ、EDGのシグナルの使い方も同様に解説を行います。 Edgewareアカウントのローカル環境での作成は、少々手間と時間がかかりますが、大事な資産を盗まれないためにもローカル環境での作成が必須となるでしょう。また、EdgewareのロックドロップにはETHホルダーには非常に魅力的ですが、大きな問題があり、ベースとなるPolkadotの開発元であるParityの非常に怪しい行動や、ロックドロップの問題についても詳しく解説を行います。

2019年3月仮想通貨資金流入マーケットレポート

仮想通貨はブロックチェーンの特性により、誰しものが送金を確認できるという透明性というメリットを持ちます。これは本来株式や為替ではわからない機関投資家などの送金や出金を知ることができ、リップル社のOTCでの売却までをも確認することができます。 本稿では2月のマーケットリポートから更に改良し、みやすさを重視とした改良とリップル社のデータ蓄積による新しいファンダメンタルズ分析を開始、インターネット上では見られない蓄積されたデータを基により綿密な分析を行っています。 このレポートでは、仮想通貨市場の全体的な相場の転換点などをデータを基に学べ、ビットコイン、イーサリアム、リップルの市場性質を正確に知ることができます。

2019年2月仮想通貨資金流入マーケットレポート

仮想通貨はブロックチェーンの特性により、誰しものが送金を確認できるという透明性というメリットを持ちます。これは本来株式や為替ではわからない機関投資家などの送金や出金を知ることができ、リップル社のOTCでの売却までをも確認することができます。 本稿では1月のマーケットリポートから更に改良し、インターネット上では見られない蓄積されたデータを基により綿密な分析を行っています。 このレポートでは、仮想通貨市場の全体的な相場の転換点などをデータを基に学べ、ビットコイン、イーサリアム、リップルの市場性質を正確に知ることができます。

真のイーサリアムキラーは”イーサリアム2.0(セレニティ)”

イーサリアムは、スマートコントラクトベースのブロックチェーンの成功例として、しばし「○○○はイーサリアムを超える」という比喩をされます。ですが実際は、イーサリアムを真似しただけのものや、そもそもイーサリアムのような非中央集権に分散したネットワークを構築しないことで、中央集権なノードによりブロック伝達率問題にスケーリングしているものです。 イーサリアムを殺す”真のイーサリアムキラー”はイーサリアム2.0です。現在のイーサリアムを1.0のベースバージョンとすると、イーサリアム2.0はまさにその数字が表すように現在のイーサリアム1.0(メトロポリス)とは180度違い巨大なエコシステムを一新するものとなるでしょう。 本稿では、”セレニティ”通称イーサリアム2.0のロードマップをベースに、イーサリアム2.0がいかにしてイーサリアムネットワーク自体の処理能力を加速度的に増加させることができるかを詳しく解説。Beacon ChainやSharding、RANDAOや乱数問題、ブロックチェーンがスケーリングする際の"トリレンマ問題"などイーサリアム2.0の概要に幅広く触れています。

2019年1月仮想通貨資金流入マーケットレポート

仮想通貨はブロックチェーンの特性により、誰しものが送金を確認できるという透明性というメリットを持ちます。これは本来株式や為替ではわからない機関投資家などの送金や出金を知ることができ、リップル社のOTCでの売却までをも確認することができます。 本稿では2019年1月に送金されたビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)およびステーブルコインの入出金履歴から分析し、ショートやロングのエントリータイミングなどを考察。また、1月マーケットリポートではプレマインによりリップル社による市場供給という特殊な性質を持つXRPを中心に分析を行っており、BTCやETHと比較を行っています。

ビットコインETF完全把握マニュアル~SEC委員会の傾向分析と対策~

*2019年2月4日に重要な点について追記を行いました。 追加内容 ・CboeのビットコインETF再申請と取下げの狙い ・今回の行動による重要なSEC審議の性質変化 ビットコインETFの大本命、Cboeが上場と取引提供のために申請したVanEck SolidX Bitcoin Trustが現在SECによって審議中です。 ビットコインETFの承認については、多くの誤解があり、正確な把握を行うことは難しい現状です。本稿では、前半でCboeが上場申請したETFの内容を詳しく紹介し、なぜVanEckがビットコインETFを上場しようとしたのかを分析。中盤ではビットコインETFの審議の過程を合衆国法典を参照しながら紐解き、正確なタイムスケジュールとルールを把握できます。 後半2017年3月のウィンクルボス兄弟のビットコインETF否決から今までの軌跡をたどり、承認確率を算出。またSECの体質と、審議を判断するコミッショナーの考えや傾向、任期から見える影響を考慮し、ETF審議結果発表時の傾向と対策を詳しく解説しており、ビットコインETFを完全に理解できるレポートです。

イーサリアムの2019年今後の展望と価格推移の予測

2019年はイーサリアムの飛躍の年になるのか?2018年はICOのETH売りから94%の暴落を記録したものの、イーサリアムは2019年にコンスタンティノープルとイーサリアムの1.xを控えています。 また、2018年のDAppsから見出された新たなキラーアプリとその仕組みから、ファンダメンタル的に2019年のETH価格と今後を予測しました。本稿では、主にテクニカルではなくエコシステム全体が及ぼす経済効果と、今後の実装モデルから今年1年間の全体的な動きを分析し解説しています。

Ethereum1.xとはなにか?~イーサリアムエコシステムから見る今後~

イーサリアムというと、よく「スマートコントラクト」や「ワールドコンピュータ」と聞きますが、その実態を理解できる説明を探すのは困難であると言えます。「技術はすごいけどいまいちわからない」というのがイーサリアムの一般的な認識であると言えますが、Ethereum 2.0すなわちイーサリアムの完成版となるセレニティへの移行までの重要な開発などを理解するには、現在のEthereum1.0を理解しておく必要があると言えるでしょう。 また、DEVCON4で行われたプライベートミーティングで内容が明らかとなったEthereum 1.xは今後のイーサリアムにおいてとても重要なアップグレード内容であり、現在のイーサリアムエコシステムと比較することでその重要性を理解することができます。 本稿では、非技術者でも「イーサリアムを理解する」ということを念頭に、Ethereum 2.0へ移行までの重要なポイントを抑え、今話題のEthereum 1.xについて詳しくリサーチを行いました。本稿で現在のイーサリアムエコシステムを理解でき、今後の将来性についてイメージができます。

仮想通貨規制の今後と金融庁の広報戦略分析~金融庁の広報を通じて~

日本での仮想通貨の規制は2017年から開始されたものの、未だに多くの事柄が決まっておらず、研究会で議論されています。また日本では時折、金融庁などの役所からの公式発表より先に、メディアが報道を行うことがあります。 これは、日本特有の”記者クラブ”と公的機関の関係や、行政施策が決定される過程での”隠れた意図”の存在等によるものです。 本稿では、筆者が30年にわたる霞が関生活で培った経験から、繰り返されるスクープやエンバーゴの裏側、官公庁の傾向を例として紹介。それらをもとに、今後考えられる仮想通貨の規制の在り方等に関して、仮想通貨交換業等に関する研究会に関する報道などから分析し解説。 8月に公開した「今後の仮想通貨の規制分析~金融庁の広報を通じて~」の後編となります。

PlasmaCashとDPoSによるスケーリング可能なサイドチェーンLoomNetwork

イーサリアムの技術担当のハチワレ猫です。今回はイーサリアムの2nd Layerの技術である「Loom Network」について解説を行います。Loom Networkは、イーサリアムのスケーリング問題を解決すべく開発されたインフラのプラットフォームとも言えるものであり、実際にプロダクトとしてリリースされた初めてのものです。 彼らは一貫して、実プロダクトをリリースした後に詳細ドキュメントを発表するというスタンスを取っており、いわゆるホワイトペーパーはありません。 本稿では、イーサリアムベースのプロジェクトとしてサイドチェーン技術のPlasma Cashを実装した初のプロジェクトであるLoom Networkの特徴と、Plasmaを中心に詳しく学ぶことができます。

ビットコイン自動売買BOTの戦略の考え方~秘密結社hugahugaの対策~

秘密結社hugahuga(@hugahuga_bit)です。筆者のビットコイン取引botはマーケットメーカーを基本としており、シンプルな戦略ではありますが、一時期はbitFlyerのビットコイン取引量の数十%、世界全体でも数%の取引量を誇る高頻度のbotなどを作ってきました。本稿ではこれまでhugahugaが作ってきたbotの戦略の数々について紹介し、実際に起こる問題や障害などを使用していた戦略を例に解説を行います。また、筆者が紹介しているMM戦略で実際に行った対策や考え方などを詳しく記述しています。

イーサリアムの今後に影響するコンスタンティノープルの実装分析

イーサリアムはコンスタンティノープルハードフォークでの実装EIPを決定し、2018年末に実装を予定しています。このコンスタンティノープルはメトロポリスのPt.1で現在のビザンチウムの後半となる実装となっており、イーサリアム2.0の開発を並行しているためか、実装するEIPは5つとなっています。 本稿では予定として含まれるはずだったCasper FFGとEthashのハイブリッドPoSのEIP-1011が含まれなかった理由の考察や、実装されるEIPのイーサリアムネットワークへの影響を詳しく解説。 後半では最終的にネットワークが移行するPoSのCasperへのアプローチと、マイニング報酬を2ETHへ減少させるEIP-1234とEIP-858の経済効果とセキュリティ面の詳しい解説を行っており、中期から長期にかけてのイーサリアムの経済モデルとその効果を把握することで投資へと活かすことができます。

今後の仮想通貨の規制分析~金融庁の広報を通じて~

日本では時折、金融庁などの役所からの公式発表より先に、メディアが報道を行うことがあります。これは、日本特有の”記者クラブ”と公的機関の関係や、行政施策が決定される過程での"隠れた意図"の存在等によって行われることもあります。 本稿では、筆者が30年にわたる霞が関生活で培った経験から、繰り返されるスクープやエンバーゴの裏側、官公庁の傾向を紹介。それらをもとに、今後考えられる税金に関する法改正や、国税庁の考える仮想通貨の税区分の決定経緯などを報道や資金決済法などから分析し解説を行いました。

イーサリアムの金融利用~OmiseGoの目指す経済を技術レベルで理解する~

皆さんこんにちは。主に技術面を担当しますハチワレ猫と申します。本稿では、タイに開発の本部を持ち、プライベートICOで2,500万USDを調達したOmiseGoが中心となり開発している「OmiseGo eWallet」をご紹介します。 イーサリアムを金融利用するOmiseGoの目指す、最終的なエコシステムを理解することで、イーサリアムはビットコインよりも柔軟性に富むことがわかり、Blockchain2.0をより詳しく理解することができるでしょう。 前半では非技術者向けにOmiseGoのエコシステムと今後を説明。後半では技術者向けにコードの例を交え、OmiseGoネットワーク上で実際にトークンを発行し、送金テストを行ったり、iPhoneアプリでOMGを使用して、商品購入の手順などを詳しく解説しています。

ビットコインが終わらない理由~BTC経済とPoW理論が示す今後~

 本コンテンツは、前編の「ビットコインは現在重要な局面にある」の後編で、ビットコイン特有の経済と相場への影響を詳しく分析した記事となっています。  ビットコインのテクニカル分析を中心に解説した前編に対し、後編は現在の相場を取り巻く状況とビットコイン特有の経済について詳しい解説を行います。 非中央集権の経済を校正する仮想通貨において、Proof of Workを採用している通貨にのみ使用ができる「重要な 指標」が存在します。 これは株やFXなどの中央集権な金融とは違い、仮想通貨に投資する際に必ず知っておかなければならないことです。  またビットコインの価値の源泉として「電気代」という説明は不充分であり、詳しく説明している文献なども存在しません。本コンテンツでは、ビットコインの経済とPoW理論によって予測ができるビットコインの今後についての根拠、考え方や投資への活かし方などを学習することができます。

ビットコインは現在重要な局面にある~今後の相場分析と考え方~

 ビットコイン相場は年始からの暴落が引き金となって下落相場が続き、価格は約4分の1を推移しています。本コンテンツではファンダメンタルズ分析に重点を置き、2017年の高騰要因と2018年の暴落原因を考察し、その傾向を今後の相場を分析する際に活かす考え方について説明を行います。ビットコイン特有の歴史背景とその出来事が及ぼす現在への影響、今後のファンダメンタルズ分析での要点の抑え方は重要なキーとなるでしょう。  後半は世界の投資家や機関投資家が現在のビットコイン相場をどのように見ているのか、またその根拠と今後の明確なシナリオのテクニカル分析、およびポジションについて分析を行いました。トレンドの転換ポイントの見極めと今後の対策を学習することができます。 *このコンテンツを前半とし、後半はビットコインエコシステムにより判断できるマイナーの動向や、過去のチャートと比較した際の本分析の根拠とPoW経済構成理論、ビットコイン特有の考え方などを配信します。
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