- 1 Uniswapの仕組みシリーズ一覧
- 2 Concentrated Liquidityのプライスレンジ
- 3 Concentrated Liquidityの仕組み
- 4 プライスレンジ外になった場合
- 5 流動性マイニングのポジション変動例
- 6 資金効率が最大で4000倍になる理由
- 7 まとめ
Uniswap v3のConcentrated Liquidityは、AMM型DEXにおける非常に画期的な流動性マイニング方法であり、Uniswapでスワップするユーザーにとっても重要なアップデートとなっています。Concentrated Liquidityは流動性マイニングの報酬を大幅に上げられる一方、仕組みを理解して最適な流動性マイニング戦略を取る必要があります。
本稿ではUniswap v3のConcentrated Liquidityの仕組みについて図解で詳しく解説を行います。
Uniswapの仕組みシリーズ一覧
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.1 流動性マイニングとプール
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.2 Uniswap V2の手数料と利点
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.3 流動性マイニングの安全性と利点
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.4 AMM起因のインパーマネントロス/ゲインとは?
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.5 Uniswap v2の問題を解決するConcentrated Liquidityとは?
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.6 Concentrated Liquidityの仕組みを理解する
Concentrated Liquidityのプライスレンジ
Uniswap v3のConcentrated Liquidityは例えばUSDCDAIのようなステーブルコインペアであれば、
0.99~1.01USDC
などのプライスレンジでConcentrated Liquidityによる流動性マイニングを行います。これはドルペッグのステーブルコインペアは基本的に1ドル前後を推移するため、0USDCや∞USDCなどの極端な変化によるボラティリティがないからです。
一方でETHUSDCのようなボラティリティの大きいものでは、例えば
2000~3000USDC
のプライスレンジにConcentrated Liquidityで流動性マイニングを行わないと、流動性マイニング報酬は逆に減ってしまうことになります。
Concentrated Liquidityの仕組み
ではConcentrated Liquidityの仕組みについて図解でみていきましょう。Concentrated Liquidityの仕組みは簡単に言えば
「設定した