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墨汁マガジンVol.694「TerraにおけるLUNAステーキングの役割 DeFiにおける問題を解決するオラクルモジュールとは?」

目次
  • 1 Terra(LUNA)の解説マガジン一覧
  • 2 LUNAをステーキング
  • 3 Terra Protocolバリデータの役割
  • 4 DeFiにおける課題
  • 5 オラクルモジュール(Oracle Module)とは?
  • 6 プライスデータ取得元
  • 7 LUNAバリデータのスラッシュ条件
  • 8 まとめ

第二世代ステーブルコインのUSTなどを発行する”Terra Protocol(LUNA)”は、イーサリアム内のDeFiと異なりステーブルコイン発行のためにTerraネットワークに参加しているバリデータは通常とは異なる責任を持つ必要があります。USDNを発行するNeutrino Protocolに似た仕組みを持つTerraですが、Terra ProtocolのLUNAを利用したUSTの発行では異なるアプローチをバリデータを介して行っているのです。本稿ではTerraがLUNAを介してUSTを発行するためにバリデータを介して行っている異なるアプローチについてわかりやすく解説を行います。

Neutrino ProtocolのUSDNについては墨汁マガジン「USDN(Nutrino USD)とは?WAVES担保のクロスチェーンステーブルコインUSDNの概要」を参照してください。

 

Terra(LUNA)の解説マガジン一覧

 

墨汁マガジンVol.687「USTを発行するTerra(LUNA)の概要 Terra自体のリスクと注意するべきこと」

墨汁マガジン
Vol.689「図解で理解するUSTがLUNAによってペッグする仕組み TerraとFrax Financeの違い」

墨汁マガジン
Vol.691「Terraのトービン税(Tobin TAXとは?Terra Stationでの実装背景と理由」

 

LUNAをステーキング

Terra ProtocolにおいてLUNAをステーキングする場合、主に下記2つの選択肢となります。

 

1.バリデータとしてLUNAを大量にステーキングする

2.バリデータにLUNAの投票力(Voting Power)を委託する

 

の2つです。TerraのコンセンサスアルゴリズムはTendermint系列であるため、基本的に一般ユーザーがLUNAをステーキングする場合には2の他のトップバリデータにDelegate(ステーキングを委託)する必要があります。

Terra Protocolにおけるバリデータ数は130バリデータとして制限されているため、アクティブバリデータとして新規になることは難しいと言えるでしょう。

 

出典:Terra Protocol – LUNAをステーキングしている130のトップバリデータリスト

 

Terra Protocolバリデータの役割

Terra Protocolにおけるバリデータの役割は主に2つで

 

1.Terraのブロック提案コンセンサスに参加する

2.LUNA

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