墨汁マガジンVol.862「戦略的にL2のzkEVMで最大のエアドロップをもらうには？抑えるべき基礎戦略」

イーサリアムのzk-Rollupを採用したzkEVMではzkSync（ジーケーシンク）とStarknet（スタークネット）がエアドロップを控えており、さらにzkSyncではSyncSwapやStarknetではJediswapなどzkEVMだけでなく多くのDeFiで追加のエアドロップを狙うことができます。

本稿ではzkEVMにおけるzkSyncのZKSトークン（仮名）やStarknetのSTRKトークンを最大限受け取るための最新のエアドロップ獲得戦略についてわかりやすく解説を行います。

エアドロップ獲得戦略一覧

レポート「ConsensyszkEVMの”Linea”エアドロップ獲得戦略 イーサリアムzkEVMの最大給付金を狙うには？」

レポート「イーサリアムL2″スタークネット(Staknet)”のSTRKエアドロップ獲得戦略Argentとは？」

Vol.702「シビルアタック（Sybil Attack）とは？イーサリアムL2のエアドロップでシビルアタック認定される条件とNG行為」

Vol.830「ArbitrumのARBトークンの初値と妥当価格を分析する方法とは？」

Vol.835「【2023年4月最新】仮想通貨L2エアドロップ獲得戦略を考える テストネットは重要か？」

Vol.846「イーサリアムテストネットGoerli（ゴレリ）のGETHは価値があるのか？Goerliの今後と注意点」

Vol.847「zkEVMなどのRollup L2のエアドロップを複数アカウントで獲得するシビル攻撃作戦を考える」

Vol.849「図解で理解する次の上昇トレンドでイーサリアムL2銘柄の高騰となる理由」

Vol.853「イーサリアムL2のzkEVMのエアドロップ獲得戦略」

Vol.858「Orbiter Financeのエアドロップ獲得戦略 注意が必要な手数料の種類とシビル攻撃作戦」

エアドロップの条件は年々厳しくなっている

DeFiにおける初のエアドロップはイーサリアム上の初のレンディングプロトコルであるCompound（コンパウンド）の”COMPトークン”で2020年でした。その後2020年9月にUniswap（ユニスワップ）がガバナンストークンである”UNIトークン”をエアドロップしたことでDeFiでのエアドロップが加熱したのです。

Uniswapの頃のエアドロップは非常に条件がゆるく、

１．流動性マイニングをしていたLP

２．１度でもUniswapでスワップしたことがあるユーザー

を対象にし、古くから流動性提供をしていたLPには１億円を超えるエアドロップとなりました。

その後Optimistic Rollupを採用したOptimism（オプティミズム）がArbitrumなどのL2利用者にOPトークンをエアドロップして大きく広告として使用したり、Hop Exchangeによるさらにプロジェクトに深く関わったユーザー向けのエアドロップや、シビル攻撃に対策した厳しいエアドロップ制限を導入し2023年のArbitrum（アービトラム）のARBトークンのエアドロップと続いているのです。

L2エアドロップに共通する重要条件

では詳しくzkEVMのエアドロップの条件を見ていく前にArbitrum及びOptimismに共通する点を見ていきましょう。

最も重要なのは

「RollupのチェーンにおいてはEVM