目次
- 1 金利とFOMCの解説一覧
- 2 6月FOMCでFRBは金利を据え置き
- 3 2023年のFRB利上げは残り2回
- 4 FRBタカ派のビットコインへの影響
- 5 2020年のBTC半減期相場とは異なる
- 6 ビットコインの中長期展望
- 7 まとめ
注目の2023年6月のFOMCは利上げ停止となり、市場は織り込み済みでビットコインなどの仮想通貨への価格影響はわずかでした。一方で長期上昇トレンドへの転換をすでに締めているビットコインは今後もFRBの金利政策次第でこのトレンドに大きな影響を与えると言えるでしょう。
本稿ではビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の上昇トレンドにおける高騰のサイクルはいつになるのかについての今後の中長期の展望をFRBの金利政策見通しからわかりやすく解説を行います。
金利とFOMCの解説一覧
Vol.602「テーパリングとは?国債と金利の関係からビットコインへの影響を理解する」
Vol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」
6月FOMCでFRBは金利を据え置き
事前の経済指標の結果からも2023年6月のFOMCでの利上げは停止で金利が据え置きされることが市場のコンセンサスだったと言えるでしょう。結果的に金利の据え置きは市場が織り込み済みで価格上昇には繋がらず、むしろFRB全体が中長期的にタカ派の見解を示したことでビットコイン価格は大きく下落する結果となりました。
2023年のFRB利上げは残り2回
市場のコンセンサスとしては6月に金利据え置きでCPIなどのインフレ指標の様子を見て、残り1回の25bps(0.25%)の利上げと予想されていたものの、2023年内で2回の利上げを示唆したことでイレギュラーとして下落となったということになります。
このFRBのタカ派発言は
「6月