- 1 DeFiの基礎の解説一覧
- 2 AMMによる報酬の種類
- 3 AMM報酬の発生元を理解する
- 4 高いAPYを維持する場合の理由
- 5 APYのまやかしに注意
- 6 まとめ
DeFiは今ではイーサリアムだけでなくL2やAPTやSUIのようなMOVEチェーンでも一般的となり、中でもDEXを構成する中核のUniswapに代表されるようなAMMは誰もが一度は使ったことがあるでしょう。
一方でAMMでのDeFi運用はしっかり理解していないと報酬どころかむしろ損失を出してしまいます。本稿ではAMMでのDeFi運用において損をしないために理解しておくべき報酬の仕組みについて仮想通貨（暗号資産）投資家向けにわかりやすく解説を行います。
DeFiの基礎の解説一覧
Vol.527「【図解】DeFi基礎知識 レンディングの仕組み 貸し倒れにならない理由とは？」
Vol.528「【図解】DeFi基礎知識 レンディングの知られていないリスクと回避方法」
Vol.531「【図解】DeFiの基礎 Synthetixの仕組みVol.1～合成資産の発行と利点～」
Vol.533「【図解】DeFiの基礎 Synthetixの仕組みVol.2～Debt(負債)の概念が形成する合成資産～」
AMMによる報酬の種類
まず基礎的なDeFiのAMMにおける報酬には二種類あり、プロトコルによっては合計された数値が表記されている場合があります。
主な報酬としては
１．流動性マイニング報酬
２．ステーキング報酬
の２つがあり、１の「流動性マイニング報酬」はその名前の通り「流動性を提供していることに対する報酬」であり、２のステーキング報酬は流動性提供していることを表すトークンの「LPトークン」をプロトコルにステーキングしている際に得られる報酬であるという違いがあります。
ここで重要となるのは
「AMMにおける運用は報酬の付与元がどこなのかによって安定するのか、高いAPYを得られるのかが異なる」
という点です。
AMM報酬の発生元を理解する
まずAMMのコンセプトを簡単におさらいすると、
「売買ペアの
