- 1 DeFiの基礎の解説一覧
- 2 仮想通貨レンディングのリスク
- 3 DeFi特有のレンディングリスク
- 4 DeFiと共通するリスク
- 5 レンディングで損失が出るシナリオ
- 6 リスクが高まるシナリオ
- 7 AaveがCompoundより危険な理由
- 8 レンディングリスク回避対策
- 9 まとめ
DeFiのレンディングの仕組みに続いて、レンディングのリスクとはどのようなものがあるでしょうか?CompoundやBlockFiに共通したリスクとして、レンディングの仕組みを理解するとこれらのリスクを理解できるようになります。
DeFiの基礎の解説一覧
Vol.527「【図解】DeFi基礎知識 レンディングの仕組み 貸し倒れにならない理由とは?」
Vol.528「【図解】DeFi基礎知識 レンディングの知られていないリスクと回避方法」
Vol.531「【図解】DeFiの基礎 Synthetixの仕組みVol.1~合成資産の発行と利点~」
Vol.533「【図解】DeFiの基礎 Synthetixの仕組みVol.2~Debt(負債)の概念が形成する合成資産~」
仮想通貨レンディングのリスク
仮想通貨レンディングにおけるリスクとはどのようなものがあるでしょうか?これらのリスクはDeFiやBlockFiのようなレンディング企業かにリスクは異なります。BlockFi特有のリスクの場合
1.貸付している仮想通貨を保管するGeminiカストディの保管リスク
2.BlockFiがCredのように破産して債権者となるリスク
などがあります。1はウィンクルボス兄弟のGeminiが行っているカストディであるため、カストディアンの中でも非常に信頼度が高く、墨汁うまいがBlockFiを活用している理由の一つであるため、基本的には無視できるでしょう。一方で2のようなBlockFiの破産は収益面が確保できているかが重要となるため、利用者や資金調達などの面から常に警戒しておく必要があります。
BlockFiなどの仮想通貨レンディング企業特有のリスクについては墨汁マガジンVol.503「Cred破産から見るBlockFiに共通するリスク レンディング企業が破産する理由とは?」を参照してください。
DeFi特有のレンディングリスク
DeFi特有のリスクとしては
1.コントラクトにバグなどがありETHやUSDCなどのトークンが永久ロックされないか
2.フィッシングで異なるコントラクトに署名して資産を盗まれないか
3.コントラクトがそもそも安全か
などがあります。ですがこれらはどのDeFiコントラクトを使用する場合でも共通しているため、CompoundのようなDeFi黎明期を創生したものや多くのユーザーに使われているものは、気をつければ基本的に無視できるものと言えるでしょう。
イーサリアムのコントラクトを初めて使用する場合の注意点などはリサーチレポートの「イーサリアムDeFiでコントラクトの使い方と注意点の初心者ガイド」を参照してください。
DeFiと共通するリスク
一方で気をつけなければいけないのは、CompoundのようなDeFiとBlockFiにも両方共通する、レンディングの仕組みにおけるリスクです。この共通するリスクとは
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