- 1 NFTの解説一覧
- 2 ONFTとは?
- 3 ONFTが抱える課題
- 4 ONFTを実現する新たなトークン規格
- 5 ONFTのコントラクト
- 6 ONFTを採用したNFTプロジェクト
- 7 まとめ
仮想通貨はzkEVMなどがリードするイーサリアムのL2ムーブにより環境が大きく変化しておきており、これはNFTアートなどのノンファンジブルトークンでもLayerZeroの台頭により大きな革命が起きています。
本稿では最近流行しつつあるONFT/OFTについて投資家向けにわかりやすく解説を行います。LayerZeroについては墨汁マガジンVol.868「LayerZero(レイヤーゼロ)とは?ZROトークンのエアドロップ獲得戦略」を参照してください。
NFTの解説一覧
墨汁マガジンVol.597「NFTはバブルか?NFTの歴史から見る投資すべきかの判断の考え方とそのNFT投資のリスク」
墨汁マガジンVol.607 「NFTバブルとICOバブルの違い NFTバブルが崩壊した際の今後のシナリオ」
墨汁マガジンVol.657「NFTはどこに保存されている?イーサリアムのコントラクトから見るNFTの保管場所と価値の源泉」
墨汁マガジンVol.659「イーサリアムのアプローチから見るNFTの未来」墨汁マガジンVol.705「NFTアートの画像ダウンロード問題 NFTの本質的価値を理解するとわかる需要の根源とは?」
墨汁マガジンVol.764「DeFiやNFTにおける適切なApprove管理とは?Approveの仕組みから見るリスク」
ONFTとは?
仮想通貨の”ONFT”とはOmnichain Non-fungible Tokenの略で
「1つのチェーン上で発行されるものでなく、複数チェーンに対応したNFTトークン」
のことを指します。
つまり”ONFT”のOはOmnichain、複数チェーンのことを指しNFTで複数のチェーンに対応しているものをONFTと呼ぶということです。本来NFTはイーサリアムやPolygon(ポリゴン)などの固有のチェーン上で発行されるものですが、ONFTではそのような固有のチェーンという縛りを超えるインターオペラビリティを可能としたNFTであるということなのです。
ONFTが抱える課題
ONFTを実現するには大きな課題があり、
「ONFTを実現するため