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墨汁マガジンVol.936「【2024年版】DeFiで流動性マイニングとファーミングすべきか?仮想通貨投資家が知るべきリスク」

目次
  • 1 流動性マイニングの仕組み解説一覧
  • 2 仮想通貨で得られる収益の種類
  • 3 DeFi運用の落とし穴
  • 4 DeFiの課税タイミング
  • 5 なぜ高いAPYかを考える必要がある
  • 6 APYの以外に知らない仕組み
  • 7 Uniswap v2とv3の特徴に注意
  • 8 インパーマネントロスは無視できない
  • 9 選ぶべきDeFi運用
  • 10 まとめ

ビットコイン現物ETFの承認により仮想通貨のバブル相場へと移行しつつある仮想通貨(暗号資産)は、流動性マイニングやイールドファーミングの高いリターン(APY)からDeFiでの運用を考えはじめるタイミングとも言えるでしょう。しかし高いAPYにのみ注目して運用すると、実際には利益どころか損失最悪の場合は無駄な税金がかかる可能性があるのです。

本稿では2024年最新版のイーサリアムやL2、EVMなどのDeFiにおける運用の仮想通貨投資家が絶対に理解しておくべき考え方について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

 

流動性マイニングの仕組み解説一覧

 

Uniswapのわかりやすい仕組みPt.1 流動性マイニングとプール
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.2 Uniswap V2の手数料と利点
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.3 流動性マイニングの安全性と利点
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.4 AMM起因のインパーマネントロス/ゲインとは?
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.5 Uniswap v2の問題を解決するConcentrated Liquidityとは?
Uniswapのわかりやすい仕組みPt.6 Concentrated Liquidityの仕組みを理解する

 

仮想通貨で得られる収益の種類

まず第一に仮想通貨投資家が理解すべき点は、現在の仮想通貨(暗号資産)投資における収益の種類でしょう。

主に投資における収益というのは

 

キャピタルゲイン = 保有銘柄の高騰

インカムゲイン = 配当などの副収入

 

の2つが知られているでしょう。

仮想通貨には基本的にネィティブプロトコルとしてのインカムゲインはステーキング報酬以外には存在しませんが、DeFiでの運用や仮想通貨取引所などのレンディング等を介することで得ることができます。

そして2024年現在では

 

1.LP報酬

2.ファーミング報酬

3.エアドロップ報酬

 

という2つのインカムゲインと恒久的ではないものの、広告目的で100%を超える可能性もあるエアドロップ報酬があります。

つまり仮想通貨投資家は

 

「キャピタルゲインを狙いつつインカムゲインを稼ぎ、さらにエアドロップ報酬という第3の報酬に備えることが最大の利益を生み出す」

 

と言えるでしょう。

DeFi運用の落とし穴

上記3つの収益を見ると次のバブル相場では多大な利益が見込めるものの、理解せずに運用するとむしろマイナスとなる可能性があるのがDeFiです。

以外と知られていない3つの注意点があり、

 

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