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ビットコイン先物(英:Bitcoin Future)とは・・・

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ビットコインにおける”ビットコイン先物”とは決められた決済日に向けて取引が行われるビットコイン現物のデリバティブ(派生商品)取引を指す。ビットコイン市場においてビットコイン先物は主にCMEグループのビットコイン先物を指す事が多く、ビットコイン先物ETFの運用先である。

ビットコイン先物の歴史

ビットコイン先物の歴史は古く、ビットコインがかつて取引の9割以上が中国で行われていた時代から存在しており、中国三大取引所だったOKCoin(オーケーコイン=現OKX)が提供していた四半期ビットコイン先物が2017年まで最大の出来高を誇っていた。

2017年12月に米商品先物取引委員会(CFTC)により承認されたことでCMEグループとCboeがビットコイン先物を正式に米国市場で開始。現在ではBinanceやbitFlyer、多くの仮想通貨(暗号資産)取引所でビットコイン先物が提供されている。

2021年10月にSECはビットコイン先物をベースとする”ビットコイン先物ETF”を米国初のビットコインETFとして承認した。

 

ビットコイン先物の取引期間

CMEグループにおけるビットコイン先物は主に2つの取引期間が存在する。主な取引となるのは四半期先物となっており限月は「3月、6月、9月、12月」となっており、四半期先物はCMEの上場サイクルから取引期間は6ヶ月となる。

四半期外の取引では限月が「1月、2月、4月、5月、7月、8月、10月、11月」となっていることから、CMEの上場サイクルから取引期間は3ヶ月となっている。

対義語 : 現物
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人気仮想通貨用語辞典

イーサリアムL2の”OP Stack”とはOptimistic Rollup(オプティミスティック・ロールアップ)を採用したL2”Optimism”を開発するOP Labsが提供している「L2ネットワークを構築することができるデータ構造(Stack)」を指す。OP Stackは簡単にいえばOptimismが提供する”Rollupの構築基準”であると言える。
Coinbaseの”Base(ベース)”やByBit(BitDAO)の”Mantle(マントル)”などがOP Stackを採用しており、イーサリアム上にL2ネットワークとして展開することができる。
 
OP Stackとは? OP StackとはOptimismのガバナンストークンである”OP”トークンにより維持されるデータ構造であり、採用することによってイーサリアム上にOptimistic Rollupを採用したL2ネットワークを展開することができるブロックチェーン開発データ構造。LayerZeroが”Bridge as a Service”といえるならば、OP Stackは”Rollup as a Service”としてよりL2への展開のための開発負担を減らすことができるという大きな利点を持つ。
OP Stackと同様にMatter Labsが開発するイーサリアムのzkEVM”zkSync”も”ZK Stack”を2023年6月より提供しており、競合するArbitrum(アービトラム)も同様の”Arbitrum Orbit”を2023年6月に発表している。OP StackではBaseやMantleのようなOptimismと同様のEVMでのコントラクト実行プラットフォームだけでなく、NFTマーケットプレイスの”Zora Network”のような採用方式もある。
 
OP Stackを採用したイーサリアムL2一覧 2023年8月現在、OP Stackを採用しているイーサリアムL2の一覧は下記のようになっています。
 
・Base(Coinbase)
・Mantle(ByBit=BitDAO)
・Zora Network
・opBNB(Binance)*テストネット
・Debank Chain(Debank)*テストネット
・Celestia
・Public Goods Network
・Peer Protocol
 
またEVM経済圏のCeloを開発するcLabsはCelo MainnetをOP Stackを採用したL2への移行を2023年7月に提案している。