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Vyper(日:バイパー)とは・・・

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イーサリアムの”Vyper”とはイーサリアムのスマートコントラクトを開発するためのプログラミング言語を指す。VyperはPythonの構文を採用したプログラミング言語であり、イーサリアムやL2、EVM経済圏で幅広く使われているSolidityとは異なる性質を持つ。

 

Vyperの概要と発明者

Vyperはイーサリアムがローンチした約2年後となる2017年に”Vitalik Buterin”によって発明されており、Solidityにおけるスマートコントラクトの自由度が起因となるセキュリティ懸念を払拭する目的として提案された。Vyperの特徴としてはシンプルで監査が行いやすく、人間が理解しやすいという大きな利点を持つ。

イーサリアムのマージ(The Merge)が確定する前段階の32ETHをステーキングするデポジットコントラクトなどにVyperが採用されており、イーサリアムファンデーションはそのスマートコントラクトの特性によって開発言語の選択を行っている。

またVyperはSolidityと同様にEVM用のスマートコントラクト開発言語であるため、イーサリアムのOptimistic Rollupを採用したArbitrumやOptimismなどのL2、EVM経済圏でも使用されている。

 

Vyper脆弱性によるCurve Financeハッキング

2023年7月31日、Vyper公式からv0.2.15、0.2.16及び0.3.0に脆弱性が発見されたことが公表され、The DAOの攻撃方法として広く知られDeFiでも多くの被害を出しているリエントランシー攻撃を受けることが告げられた。

ステーブルコインスワップ最大手のCurve FinanceはこのVyper脆弱性により約64億円以上のハッキング被害を受けており、JPEGd流動性プールのpETH、Metoronome流動性プールのmsETH、Alchemix流動性プールのalETHさらにはCurve Finance公式のCRV/ETHプールが被害を受けた。

 

 

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イーサリアムの”LayerZero(ZRO)”とは”オムニチェーン・インターオペラビリティ・プロトコル(Omnichain Interoperability Protocol)”であり、イーサリアムの巨大エコシステムにおける”複数チェーン総合運用性プロトコル”を指す。LayerZeroの主な特徴としては直接的なCross-Rollupブリッジなどのサービスも提供しているが、主に”Bridge as a Service”として20を超えるDeFiやNFTプロトコルに統合されている。
 
LayerZeroの概要 LayerZeroはLayerZero Labsによって開発されており、主にイーサリアムL2及びPolygonやAvalancheなどのEVM経済圏間のブリッジを提供するStargate(スターゲート)やRadiant CapitalやSuhisSwap、OmniBTCなどの中間プロトコルとして多くのプロジェクトに統合されている。
公式サービスとしては
・アプトスブリッジ(Aptos Bridge)
・ビットコインブリッジ(Bitcoin Bridge=BTC.b)
・テストネットブリッジ(Testnet Bridge=ETH Goerli Bridge)
・USDCブリッジ (LayerZero x Circle)*2023年7月現在デモサービス終了
を提供している。
2023年7月現在、LayerZeroはA16ZやParadigm(パラダイム)、Binance(バイナンス)などから1.71億ドルを資金調達している。
 
LayerZeroの仕組み LayerZeroの仕組みとしてはrenBTCを発行するrenVMのようなミドルチェーン方式ではなく、Orbiter Financeのようなライトノード形式を採用しており、”Bridge as a Service”としてライトノード方式の欠点をクリアしDeFiやNFTプロジェクトが統合しやすいようにUltra Lite Node(ウルトラ・ライト・ノード=ULN)方式を独自に採用している。
 
LayerZeroのZROトークン LayerZeroでは2023年7月現在まだガバナンストークンは発行されていないが、ZROトークンの発行が公式より示唆されており、LayerZeroのサービス及び統合しているDeFiやNFTを利用するユーザーにエアドロップが期待されている。