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サプライチェーン攻撃(英:Supply Chain Attack)とは・・・

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イーサリアムや仮想通貨(ブロックチェーン)におけるサプライチェーン攻撃とは、暗号によって堅牢にできているイーサリアム自体を狙った攻撃は事実上不可能であるため、イーサリアム上のエコシステム、例えばMetamaskやスマートフォン上のモバイルウォレットアプリを狙った攻撃を指す。

 

・イーサリアムにおけるサプライチェーン攻撃例

サプライチェーン攻撃は通常、企業などを狙うためにその企業のサプライチェーン(製造や配達などの一連の生産ルート)を狙ったものであるが、イーサリアムやブロックチェーンの場合はGithubのリポジトリを狙うものであるため異なる。イーサリアムを始めとするブロックチェーンは基本的にオープンソース開発、つまり開発されたコードが公開されているという特徴がある。サプライチェーン攻撃ではこのレポジトリに悪意のあるコードやマルウェアを仕込み、プロジェクトにマージ(統合)させることで大規模な攻撃を狙うというものだ。

 

・過去のサプライチェーン攻撃事例

過去にはUniswapのフォークであるSushiswapのMISOにおいて、2021年9月にサプライチェーン攻撃で865 ETHが盗まれたという事件が発生している。2022年8月3日に起きたSolana(ソラナ)の大規模ハッキングもこのサプライチェーン攻撃が理由であると見られる。

関連用語 : DeFi NFT
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人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)のJustin Sunとは中国人実業家で仮想通貨「Tron(トロン)」の元CEOで創業者として知られている。2021年12月にTronのCEOを辞任しているものの、実質的なTronの支配者として知られている。
一方でJusitn Sunが関わる仮想通貨企業が次々に破産やハッキングなどの巨額損失を出していることから、Jusitn Sun死神説が唱えられている。
 
イーサリアム上で巨額ICO 2017年9月、Justin Sun氏はイーサリアム上でのICOで巨額の資金が集まることに目をつけ、イーサリアムをそのままコピーした「Tron」のICOを開始。ICOとプライベートラウンドを含めた総額7,771万ドルを調達した。
 
Jusitn Sun死神説 またJusitn Sun氏が関わるプロジェクトがことごとく破産やハッキングにあっていることから、仮想通貨界隈ではJustin Sun死神説が流れている。
 
・Poloniex買収→170億円以上ハッキング
・Huobi(現HKX)買収→5000ETHハッキング
・ETHコピー→EVMチェーンにトレンドを取られる
・TronのSRノード候補の中国詐欺サイトが32億円相当持ち逃げ
・FTXでTRX優遇→破産
・DCG資産購入検討→Genesis破産
・WBTC買収→コインベースから上場廃止
・TUSDの裏付け約682億円の不足
・TUSDのカストディが100億円以上顧客資産使い込み
 
金融犯罪で米司法省から逮捕目前か WSJの度重なる報道によると、バイナンスは仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領の2024年11月米大統領選勝利に伴い、元CEOのCZ氏失脚における約6400億円の巨額の罰金と3年に渡る第三者機関による監督の緩和を司法取引として求めているとされている。
この司法取引にはCZ氏への恩赦を含め、ドナルド・トランプ氏自身の資本とトランプ一族のWorld Liberty Financeがバイナンスを買収、または一部株式取得の協議を行っており、条件の1つに「Justin Sun氏の金融犯罪の証拠をCZ氏が提示する」という内容が含まれているとされている。