最新の墨汁マガジン

PBS(Proposer/Builder Separation)とは・・・

ツイート

イーサリアムのPBSとは「プロポーザー/ビルダーセパレーション」の略で、つまりマージ(The Merge)後のバリデータによるブロック提案においてDeFiやNFT、送金などのトランザクションを取り込むためにピックアップを行うBuilder(ビルダー)とそのトランザクションをブロックに取り込んで実際にBeacon Chainに提案を行うプロポーザー(Proposer)を分離する実装のことを指す。

イーサリアムロードマップのThe Splurgeとして当初は提案

PBSはもともとThe Mergeを含めた5つのイーサリアム開発ロードマップの一つである”The Splurge”として提案されたセキュリティと分散性の向上を目的としたシステム。このPBSを一足はやく実装し、MEVとフロントランニング問題に対応したのがFlashbotsで、現在ではMEV-Boostとして知られている。

 

PBSは”The Scourge”として独立

The SplurgeはPBSだけでなくVDFやAccount Abstractionなどの複雑な実装のうちの一つとして提案されていたため、現在のMEV-Boostのドミナンスがイーサリアムネットワークの9割に達している現状から優先すべきアップデートとして「The Scourge」として新たにVitalikによって提案された。

 

スポンサードリンク

人気仮想通貨用語辞典

イーサリアムのコントラクトをメインネットに公開し、ユーザーが誰でも使用できる状態にすることを指す。イーサリアムネットワーク上にデプロイされたコントラクトは、使用者がガスコストを支払うことで使用することができ、不変で変更できないことでトラストレスに使用できる。