最新の墨汁マガジン

グレースケール(英:Grayscale)とは・・・

ツイート

仮想通貨(暗号資産)のグレースケールとは2013年に設立された老舗仮想通貨ファンド専門の資産運用会社。AUMは2021年時点で500億ドルを超えており、現在はビットコインETFとイーサリアムETFを4つ運用しており、ブラックロックに並ぶ巨額のETF運用となっている。

 

グレースケールの概要

 

項目プロジェクト詳細
資産運用会社グレースケール
運用資産(AUM)500億ドル(7.6兆円)以上
ETF運用数4
ファンド数22
親会社DCG(Digital Currency Group)
公式X(Twitter)@Grayscale
創設年2013年

 

ビットコインETFとイーサリアムETF

2013年にビットコイン現物(BTC)を運用するグレースケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust:$GBTC)をローンチし、2017年12月にイーサリアム現物(ETH)を運用するグレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:$ETHE)を私募ファンドとしてローンチ。

2017年からGBTCを現物型ビットコインETFへと変換する申請を米国証券取引委員会(SEC)に行ったが、度々否決。2023年にブラックロックがビットコインETFを申請したことで2024年1月にビットコインETFへと変換された。

ETHEがイーサリアムETFに変換されたのは2024年5月23日に承認され、同年7月23日よりイーサリアムETFとして取引が開始された。

 

グレースケールがOPトークンの運用を開始

グレースケールは2024年12月13日、イーサリアムL2でありコインベースのBaseチェーンやChatGPTを開発するOpenAIのCEO、サム・アルトマン氏のWorld Chain($WLD)が採用するOP Stackを提供する「Optimism」のOPトークンを運用する「Grayscale Optimism Trust(グレースケール・オプティミズム・ファンド)」を新たにローンチした。このOptimism TrustではイーサリアムL2初の仮想通貨ファンドとなり、新たな時代の幕開けとなった。

 

 

グレースケールが運用する仮想通貨ファンド一覧

2024年12月現在、グレースケールが運用する仮想通貨ファンドは下記表の22種類となっている。

仮想通貨ファンド名運用仮想通貨分類
Grayscale Optimism TrustOPL2
Grayscale Sui TrustSUIMOVEチェーン
Grayscale Aave TrustAAVEDeFi
Grayscale MakerDAO TrustMKRDeFi
Grayscale Chainlink TrustLINKDeFi
Grayscale Lido DAO TrustLDOLST
Grayscale Solana TrustSOLSolana
Grayscale Decentralized Finance (DeFi) FundUNI, AAVE, MKR, LDO, SNXDeFi
Grayscale Bittensor TrustTAODePIN
Grayscale Decentralized AI FundFIL, NEAR, RNDR, LPT, TAODePIN
Grayscale Filecoin TrustFILEDePIN
Grayscale Livepeer TrustLPTDePIN
Grayscale Basic Attention Token TrustBATERC20トークン
Grayscale Avalanche TrustAVAXEVMチェーン
Grayscale Near TrustNEARNear
Grayscale Decentraland TrustMANANFT
Grayscale Stellar Lumens TrustXLMStellar
Grayscale Stacks TrustSTXビットコインL2
Grayscale Bitcoin Cash TrustBCHビットコインフォーク
Grayscale Litecoin TrustLTCライトコイン
Grayscale XRP TrustXRPリップル
Grayscale Zcash TrustZEC匿名
スポンサードリンク

人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)におけるTGEとは「Token Generation Event」の略で、エアドロップにおけるトークンを発行できるようになる日を指す。2024年現在のエアドロップにおいて、エアドロップを発表しても広告のように使えるためTGEの詳細を同時に発表しないことが多い。そのため常にX(Twitter)で最新のエアドロップ情報を追う必要がある。