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a16z(英:Andreessen Horowitz)とは・・・

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仮想通貨(暗号資産)のa16zとは「Andreessen Horowitz」の略で、特にイーサリアムエコシステムやLayerZeroなどのインフラをポートフォリオに持つ米国の仮想通貨最大手ベンチャーキャピタル(VC)を指す。AIエージェントの「ai16z」とは関係がなく、元ネタとなる。

正式にはa16zはソフトウェアを中心としたVCであり、SlackやGitHubなどに投資を行うa16zが親会社であり、子会社ではa16z cyrptoという仮想通貨投資部門を別に持つ。仮想通貨(暗号資産)においては主にa16zはこの仮想通貨VCを指す。

 

a16z概要

a16zの概要は下記の表の通りとなる。

 

項目プロジェクト詳細
社名AH Capital Management, L.L.C.
親会社Andreessen Horowitz
ポートフォリオEigenLayer, LayerZero, Optimism, Aptosなど
公式X(Twitter)@a16zcrypto
資金調達額9億ドル
創設年2013年

 

ai16zの元ネタ

a16zは正当な仮想通貨投資を行うことで知られており、ポートフォリオにはイーサリアムを中心としたDAレイヤー最大手のEigenLayer($EIGEN)やBaaS最大手LayerZero($ZRO)、更にはOP StackのOptimismなどを持つことで知られている。

仮想通貨ミームコイン界隈ではソラナやOP Stack採用のBaseなどを中心に2024年末から広がっているAIエージェントに「a16zのようなファンドがほしい」という要望によりai16zが誕生、名前はパロディとなっている。

 

a16z幹部がCFTC委員長へ任命

仮想通貨推進派として知られるドナルド・トランプ氏のトランプ政権では2025年2月13日にa16zの政策幹部であるBrian Quintenz(ブライアン・クインテンズ)氏を米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長へ任命した。

Quintenz氏はa16zで幹部を務める前にCFTCの委員を経験しており、トランプ氏の「米国を仮想通貨の中心へ」という政策の元、最も最適な人物を任命したと行って過言ではないだろう。

 

 

対義語 : ai16z
関連用語 : LayerZero
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人気仮想通貨用語辞典

WBTCとはイーサリアム上でERC20トークンとして発行されているビットコインのことで、カストディアンのBitGoやKyber Networkなどのスタートアップによりビットコイン現物の裏付けのあるステーブルコインを指す。
 
WBTC概要  
項目プロジェクト詳細 開発元BitGo チェーンイーサリアム 種類カストディアン コア技術Wrapped Token 創設年2013年 メインネットローンチ2023年6月21日 資金調達額1.69億ドル(約246.5億円) 公式X(Twitter)@WrappedBTC トークンシンボル$WBTC  
Wrapped Tokenとは? WBTCのWとはWrappedの略であり、WETHと同様にビットコインをERC20トークンに変換して、DeFiで使用できるようにしているトークンを指す。WBTCを発行するにはビットコインをBitGoに預入る必要があり、発行プロセスはUSDCと同様となる。
 
WBTCの歴史 WBTCが発表されたのは2018年10月。WBTCはイーサリアム上のビットコインとして最も需要が高く、2020年5月にはMaker DAOの担保として導入された。WBTCを利用することでUniswapやCurve Financeで流動性マイニングやイールドファーミングを行うことができ、ビットコインを保有しながらインカムゲインを得ることができるという利点がある。
またWBTCがローンチしてから一定期間は発行数が少なく、Uniswapの流動性が低かったことからフラッシュローンによるフラッシュクラッシュによる攻撃を受け、DEXのbZxが提供するWBTCとの取引ペアが価格操作をされた。2020年8月末現在約33,000BTCに相当するWBTCがイーサリアム上発行されている。
BitGoをカストディアンとして必要とするWBTCに対し、renVMにより非中央集権的に発行することができるrenBTCがある。