イーサリアムの「PYUSD」とは決済最大手PayPal(ペイパル)が提供するドル裏付けを持つステーブルコインを指す。PayPalは2023年にUSDCのサークル社に並ぶ老舗「Paxos」と提携しており、PYUSDはPaxos経由で発行されている。
| 項目 | プロジェクト詳細 |
|---|---|
| 提供元 | PayPal |
| 公式X(Twitter) | @PayPal |
| 資金調達額 | 2.16億ドル |
| メインネットローンチ | 2022年11月8日 |
| チェーン | イーサリアム, Arbitrum, ソラナ等 |
| トークンシンボル | $PYUSD |
| 関連技術 | ステーブルコイン |
2025年10月16日、Paxosは新規発行する$PYUSDを誤って300兆ドル、日本円にして3.53京円分をイーサリアム上で発行し、22分間気づかなかった。その後300兆ドル相当のPYUSDを焼却し、3億ドルを再発行している。
Paxosの公式発表によると内部の技術的なエラーとしているが、市場供給量の11万倍以上というあり得ない数値であり、マニュアルで確認していることから発行プロセスに問題があると見られる。