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Mist(日:ミスト)とは・・・

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イーサリアムの”Mist”とは、イーサリアムファンデーションにより開発されていたDeFiやNFTマーケットプレイスなどのいわゆる”Dapps(Decentralized Application)”にアクセスするためのβ版Web3ブラウザを指す。

 

イーサリアムにおけるMistの役割

Mistはイーサリアムファンデーションが公式に開発していたイーサリアム上のコントラクトにアクセスするためのWeb3ブラウザであり、特に2016年まで活発に使用されていた。一方で2017年にはConsensysが開発するMetamask(メタマスク)の圧倒的な需要により、SwarmのPoC 3.0が統合されていたものの2018年7月24日より公式に開発が停止。

同様のイーサリアムファンデーションによる開発の”Ethereum Wallet”と勘違いされがちであるが、Mistは”Web3のDappsブラウザ”で”Ethereum Wallet”はDappsのウォレットアプリである。

 

致命的な脆弱性の発見

2017年12月のChromiumの脆弱性の影響を受け、悪意のあるサイトにより秘密鍵を盗まれる可能性があるという脆弱性が発見。以後Mist自体を使わないことを推奨され、2018年の開発停止となった経緯がある。

類義語 : Metamask
関連用語 : DeFi NFT
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Shardingはサイドチェーンと比較し、より綿密な連携を行うことで1つのネットワークとなることができるため、イーサリアムネットワークの根本的なスケーラビリティを解決することができるという利点がある。Shardingを完全に実装するには各Shard Chain間のトランザクションのやり取りとなるCross Shardなどの技術が必要であり、イーサリアム2.0フェイズ1での実装ではまだ完全な実装とはならない。
当初の予定では1024Shard Chainが実装される予定だったが、2021年3月現在は64Shard Chainが実装される予定となっている。Shardingはセキュリティを保ちつつスケーリングを可能にする次世代ブロックチェーンといえる。