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CME(日:シカゴ・マーカンタイル取引所)とは・・・

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ビットコインの”CME”とはChicago Mercantile Exchangeの略で、米最大手デリバティブ取引所を指す。現在はビットコイン先物とイーサリアム先物で知られており、ビットコイン先物ETFの運用先。

 

CMEの特徴

CMEは米株のS&P500の先物や日経平均225など幅広く先物を提供しており、さらに一般投資家が取引しやすいE-miniなどを提供しており、非常に高い出来高を誇る。CMEの取引時間は日本時間月曜午前8時から土曜午前4時までとなっており、冬季時間では1時間後ろ倒しとなるので注意。

CEMのビットコイン先物はCFD、つまりキャッシュで決済されるデリバティブであるためビットコイン現物の取引は行われないという特徴を持つ。

 

CMEの仮想通貨先物一覧

2024年12月現在、CMEが取り扱っている仮想通貨(暗号資産)先物は下記表の通りとなる。

仮想通貨(暗号資産)先物シンボル取引開始コントラクトサイズ
ビットコイン先物$BTC2017年12月17日5BTC
マイクロビットコイン先物$BMBT2021年5月3日0.1BTC
イーサリアム先物$ETH2021年2月8日50ETH
マイクロイーサー先物$MET2021年12月6日0.1ETH

 

仮想通貨先物の歴史

CMEはビットコイン先物を2017年12月に上場し、2020年12月16日にイーサリアム先物の上場を発表した。イーサリアム先物は2021年2月8日、日本時間午前8時に取引を正式に開始。CMEは2020年1月にビットコイン先物のオプションを開始し、ビットコイン先物のヘッジなどさらに複雑なトレード戦略を展開することを可能にしている。ビットコイン先物の1コントラクトは5BTCとなっており、イーサリアム先物は50ETH単位となっている。

 

仮想通貨先物ETF

2021年10月、米国で初となるCMEのビットコイン先物をベースとした”ビットコイン先物ETF(Bitocin Future ETF)”が米国証券取引委員会(SEC)によって承認された。ProShares Bitcoin Strategy ETF(BITO)が記念すべき米国初のビットコインETFとなっている。

またイーサリアムも同様に米国発となるイーサリアムETFはCMEのイーサリアム先物を運用する「イーサリアム先物ETF」となっている。

 

類義語 : Cboe
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夏枯れ相場の理由 仮想通貨が夏枯れ相場に陥る理由としては米国などの市場をリードする国が長期休暇に入ることで大口投資家や機関投資家がポジションを清算、あるいは相場から中期的に離れることによることが理由と考えられている。
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