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Fee Recipient(日:バリデータ報酬受取)とは・・・

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イーサリアム2.0の”Fee Recipient”とは、ETH1とETH2の2022年9月15日を予定しているマージ(The Merge)からバリデータクライアントに実装される機能で、マイナーが受け取っていた報酬をバリデータが受取ることができるようになる機能を指す。

 

The Merge後のバリデータ報酬

イーサリアムのマージが行われる前は、ブロックを生成したマイナーはEIP-1559のBase Feeを追加報酬として受取ることができた。一方で2022年9月15日予定のマージ後からはこのBase Feeをバリデータ報酬の一部として32ETHをステーキングしているバリデータが受取ることができるようになる。

マージ直後のFee Recipientはあくまでオプション設定となり、マイニングをしていたマイナーのようにデフォルトで受取ることができないため、Fee Recipientの設定が必要となる。

 

Fee Recipientを設定しない場合

もしバリデータがFee Recipientを設定しない場合、そのバリデータがブロック提案をしたときのBase Fee報酬は0x00アドレスへ送金されてバーン(償却)されることになるため注意が必要。

32ETHをローンチパッドを介して自己ノードでステーキングしているバリデータはThe Merge前に設定及びETH2クライアントのアップデートをしておく必要がある。

 

ETH2のFee Recipientを設定する方法

Fee Recipientの設定のやり方は墨汁マガジンVol.748「イーサリアム2.0のFee Recipientとは?マージ後にバリデータ報酬を受取るための設定方法」にて非エンジニア向けにわかりやすく解説しています。

 

類義語 : バリデータ
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人気仮想通貨用語辞典

イーサリアムL2の”Base”とは米仮想通貨取引所最大手の”Coinbase(コインベース)”が提供するL2ネットワークを指す。Base ChainはzkSyncなどのzkEVMと個なり、”Optimistic Rollup”がL2のコア技術となっており、Optimismの”OP Stack”を採用している。
 
Baseの概要  
ブロックチェーンの種類:OP Stackを採用したイーサリアム上のL2
チェーンID:8453
ガストークン:ETH
ガバナンストークン:未発行
ローンチ日:2023年8月9日(ジェネシスは2023年6月15日)
公式Twitter(X):@BuildOnBase
 
Base Chainのローンチ日 Coinbaseはメインネットの公式ローンチを2023年8月9日としていたが、実際にはジェネシスブロックは2023年6月15日であるため、約2ヶ月前からメインネットをローンチしていたということになる。Orbiter Financeなどのブリッジプロジェクトはメインネットローンチ前に既にBaseを統合しており、エンドユーザーへのオープン前からBaseを使用することができた。LayerZeroも既にBaseに対応しており、LayerZeroを統合しているDeFiやNFTでもBaseのメインネットをサポートしているものも多い。
 
Base上のDeFi/NFTプロジェクト Baseのメインネットローンチに伴い、UniswapやSuhiswapなどのAMM最大手が既にローンチしており、NFTマーケットプレイスではOpenSeaも同様に対応している。ブリッジでは”Orbiter Finance”やHop Procotol、”LayerZeroのStargate”などでUSDC、ETHのブリッジが可能となっている。
BaseはOP Stackという特性上、ArbitrumやOptimismに対応しているDeFiやNFTは遅くても2023年内には対応すると見られる。
 
BASEトークンのエアドロップ Baseはまだガバナンストークンを発行していたないが、公式Twitter(X)では
「We have no plans to issue a new network token(新規Baseネットワークのトークンを発行する予定はない)」
と明記している。
一方でBaseメインネットローンチに伴い、GalxeやLayer3を介して”Onchain Summer “というNFTを発行するイベントを開催しており、このNFTの発行手数料が非常に高額であり、複数回あることからもエアドロップの可能性は0ではないと言えるが現時点では不明な状態となっている。