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zkEVM(日:ジーケーEVM)とは・・・

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イーサリアムL2のzkEVMとはRollup(ロールアップ)の中でもzk-Rollupを採用したL2ネットワークで実装するイーサリアムL1のEVM互換を持つzk-Rollupネットワーク上のバーチャルマシンを指す。

 

zkEVMとは?

zkEVMはイーサリアムL1のEVMと同様にコントラクトを実行するバーチャルマシンで、zk-Rollupを採用しているL2ネットワークが利用するゼロ知識証明の演算と互換性を持つという特徴を持つ。

Optimistic RollupでのEVM実装は早い段階で行われたものの、ゼロ知識証明をベースとする複雑なzkEVMは2023年3月まで約2年遅れでのローンチに時間を有した。一方でzkEVMではOptimisitc Rollupが実現する500TPSというスケーラビリティを大きく超える2,000TPSを超えるスケーラビリティを持ち、将来的には20,000TPSを超えるとされている。

 

zkEVMのメインネットローンチ

2023年3月末現在、イーサリアムのメインネットには世界初のzkEVMローンチとなった「zkSync Era」とdYdXなどのL2デリバティブ仮想通貨(暗号資産)取引所などで知られる「StarkNet Alpha v0.11.0」、EVM経済圏で知られるPolygon(ポリゴン)の「Polygon zkEVM」などが展開されている。他にもzkEVMで最も期待されているプロジェクトとしてイーサリアムスタートアップのConsensys(コンセンシス)が2023年3月28日にパブリックテストネット公開したConsensys zkEVMこと「Linea」などがある。

 

zkEVMのエアドロップ

Optimistic Rollupを採用したArbitrum(アービトラム)やOptimism(オプティミズム)がARBトークンやOPトークンをガバナンストークンとしてエアドロップしたことから、これらのzkEVMプロジェクトのエアドロップが2023年に期待できるだろう。

類義語 : EVM
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人気仮想通貨用語辞典

イーサリアムL2のOrbiter Financeとは次世代Cross-Rollupを提供するブリッジプロジェクトを指す。従来のHop ExchangeやCellarのcBrdige、Multichain(元Anyswap)のようなAMM型の流動性をベースとしたブリッジと異なり、保証金型のインセンティブとペナルティによるEOAアカウントを介した新たなモデルを採用しているという特徴を持つ。
 
Orbiter Financeの仕組み Orbiter FinanceではCross-Rollupを提供するノードの”Maker”がEOAアカウントをベースにしているため、非常にブリッジが早いという大きな利点を持つ。仕組みとしてはMDCがMakerの保証金を預かり、EBCやSPVCなどのコントラクトで独自の検証可能なネットワークを構築することでシームレスにCross-Rollupブリッジを可能としている。
 
Orbiter Finance対応のRollup一覧 Orbiter FinanceではCross-Rollupだけでなく、イーサリアムL1やEVM経済圏、Validium(StarkEx)などにも対応している。
 
イーサリアム(Ethereum)
zk-Rollup = スタークネット(StarkNet)
zk-Rollup = zkSync Era(ジーケーシンク・エラ)
zk-Rollup = zkSync Lite(ジーケーシンク・ライト)
zk-Rollup =Polygon zkEVM(ポリゴン・ジーケーEVM)
zk-Rollup = Loopring(ループリング)
Optimistic Rollup = Arbitrum One(アービトラム・ワン)
Optimistic Rollup = Arbitrum Nova(アービトラム・ノヴァ)
Optimistic Rollup = Optimism(オプティミズム)
EVM経済圏 = Polygon(ポリゴン)
EVM経済圏 = BNB Chain(バイナンスチェーン)
Validium (StarkEx)= Immutable X(イミュータブルX)  
過去にはdYdXやZKSpace、Metis、Bobaなどにも対応していたが、2023年6月現在は使用することができない。
 
ORBトークンのエアドロップ Orbiter Financeは2023年6月現在、ガバナンストークンのORBトークン=仮名、を発行したいないがトークンをローンチするとされている。