最新の墨汁マガジン

zkEVM(日:ジーケーEVM)とは・・・

ツイート

イーサリアムL2のzkEVMとはRollup(ロールアップ)の中でもzk-Rollupを採用したL2ネットワークで実装するイーサリアムL1のEVM互換を持つzk-Rollupネットワーク上のバーチャルマシン、またはzkEVMチェーン自体を指す。

世界初のzkEVMはzkSyncがローンチしたzkSync Eraであり、2023年3月28日にローンチした。

 

zkEVMの一覧

L2プロジェクト名公式X(Twitter)トークンシンボル資金調達額(円換算)
zkSync@zksync$ZK707.60億円
Linea@LineaBuild$LINEA1,004.23億円
Scroll@Scroll_ZKP$SCR124.37億円
Polygon zkEVM@0xPolygon$POL(MATIC)697.56億円

 

*プロジェクト別の資金調達額などのデータはこちら

 

zkEVMとは?

zkEVMはイーサリアムL1のEVMと同様にコントラクトを実行するバーチャルマシンで、zk-Rollupを採用しているL2ネットワークが利用するゼロ知識証明の演算と互換性を持つという特徴を持つ。

Optimistic RollupでのEVM実装は早い段階で行われたものの、ゼロ知識証明をベースとする複雑なzkEVMは2023年3月まで約2年遅れでのローンチに時間を有した。一方でzkEVMではOptimisitc Rollupが実現する500TPSというスケーラビリティを大きく超える2,000TPSを超えるスケーラビリティを持ち、将来的には20,000TPSを超えるとされている。

 

類義語 : EVM
スポンサードリンク

人気仮想通貨用語辞典

WBTCとはイーサリアム上でERC20トークンとして発行されているビットコインのことで、カストディアンのBitGoやKyber Networkなどのスタートアップによりビットコイン現物の裏付けのあるステーブルコインを指す。
 
WBTC概要  
項目プロジェクト詳細 開発元BitGo チェーンイーサリアム 種類カストディアン コア技術Wrapped Token 創設年2013年 メインネットローンチ2023年6月21日 資金調達額1.69億ドル(約246.5億円) 公式X(Twitter)@WrappedBTC トークンシンボル$WBTC  
Wrapped Tokenとは? WBTCのWとはWrappedの略であり、WETHと同様にビットコインをERC20トークンに変換して、DeFiで使用できるようにしているトークンを指す。WBTCを発行するにはビットコインをBitGoに預入る必要があり、発行プロセスはUSDCと同様となる。
 
WBTCの歴史 WBTCが発表されたのは2018年10月。WBTCはイーサリアム上のビットコインとして最も需要が高く、2020年5月にはMaker DAOの担保として導入された。WBTCを利用することでUniswapやCurve Financeで流動性マイニングやイールドファーミングを行うことができ、ビットコインを保有しながらインカムゲインを得ることができるという利点がある。
またWBTCがローンチしてから一定期間は発行数が少なく、Uniswapの流動性が低かったことからフラッシュローンによるフラッシュクラッシュによる攻撃を受け、DEXのbZxが提供するWBTCとの取引ペアが価格操作をされた。2020年8月末現在約33,000BTCに相当するWBTCがイーサリアム上発行されている。
BitGoをカストディアンとして必要とするWBTCに対し、renVMにより非中央集権的に発行することができるrenBTCがある。