最新の墨汁マガジン

Rollup-as-a-Service(日:ロールアップ・アズ・ア・サービス)とは・・・

ツイート

イーサリアムにおける「Rollup-as-a-Service」とはArbitrumやOptimism、zkEVMではzkSyncなどが提供するRollupを採用したイーサリアムL2チェーンを展開するサービスを指す。Rollup-as-a-ServiceはRaaSと略される。

Rollup-as-a-Service(RaaS)プロバイダー一覧

RaaSのプロバイダー一覧

RaaSプロジェクト名公式X(Twitter)対応L2 Stack
Alchemy Rollups@AlchemyARB,OP
Caldera@calderaxyzARB,OP
Conduit@conduitxyzARB,OP
AltLayer@alt_layerARB,OP,ZK,POLなど
Snapchain@snapchaindevZK
Saga@Sagaxyz__複数
Vistara@vistaralabs複数
Zeeve@0xZeeveZK, POLなど
QuickNode Rollups@QuickNodeARB,OP,ZK

 

Rollup-as-a-Service(RaaS)を提供するL2プロジェクト

Rollupを構築するためのRollup Frameworkを提供する開発元プロジェクトは下記の表の通りとなる。

L2プロジェクト名L2 Stack公式X(Twitter)トークンシンボル資金調達額(円換算)コア技術
ArbitrumArbitrum Orbit@arbitrum$ARB188.76億円Optimistic Rollup
OptimismOP Stack@Optimism$OP408.24億円Optimistic Rollup
StarknetStarknet Stack@Starknet$STRK436.46億円CarioVM
zkSyncZK Stack@zksync$ZK707.60億円zkEVM
LineaLinea Stack@LineaBuild$LINEA1,004.23億円zkEVM
Polygon zkEVMPolygon CDK@0xPolygon$POL(MATIC)697.56億円zkEVM

 

類義語 : Rollup Framework
スポンサードリンク

人気仮想通貨用語辞典

イーサリアムのMEVとは元は”Miner Extractable Value”と呼ばれていた、マイナーやバリデータが得られるブロック報酬とは別に得ることができる利益のことを指す。現在は”Maximal Extractable Value”の略称であり、利益の最大化を指す言葉に変化しているので注意。
DeFiのMEV問題 2020年から2021年にかけてイーサリアムのDeFiが人気を博すようになると、DeFiのフロントランニング問題によるMEV問題が深刻化した。
MEV自体はマイナーやバリデータにとって収益を最大化することは当然のインセンティブであるため、根本的な問題はフロントランニングにあるということになる。このMEVとフロントランニングによってガス代は1000Gweiを超え、2019年と比較するとガス代は最大で200倍にも高騰した。
MEV-BoostとPBS 2022年9月にマージが完了してCasper FFGに移行したことで、バリデータが誰もが平等にMEV-Boostを使用することが可能になり、ステーキング報酬をより高くすることができている。その一方で新たなイーサリアムの開発ロードマップとしてPBSがThe Scourgeとして提案されており、MEVの調整やリスクの軽減、分散性の向上が可能となるだろう。