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FTX(日:エフティーエックス)とは・・・

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仮想通貨(暗号資産)のFTXとはかつてバイナンス(Binance)に次ぐ最大手仮想通貨取引所へと成長し、LUNA事件によって破産してBlockFiやGenesi Tradingの連鎖倒産を引き起こしたことで知られる。元CEOのSBFことサムバンクマン・フリードは顧客資金使い込みなどで逮捕された。

 

FTX破産の時系列

このLUNA事件によりビットコイン及びイーサリアム価格が暴落して仮想通貨ヘッジファンド、Three Arrows Capital(3AC)が2022年7月2日に破産。ここから2022年の過去最大となる悲劇の仮想通貨企業連鎖倒産が始まった。

7月6日には仮想通貨レンディングのVoyager Digitalが破産、原因はレンディングにおける貸付先の60%が3ACであったことが原因であり、FTXの投資法人Alameda Researchが債権者となる。7月14日には仮想通貨レンディングの「Celsius」が同様の理由で破産。7月15日には約1668億円の損失が発覚

2022年11月、FTXのAlameda Researchが莫大な損失を抱え、資産の大半が価値のないFTTトークンであることがリークされた結果、取り付け騒ぎが起きて11月11日に破産。11月29日、FTXに巨額のローンを提供していた仮想通貨レンディングのBlockFiが連鎖倒産となる。

2022年12月、DCGの子会社Genesis Globak Caital(Genesis Trading)がFTXの破産で235億円の資金が凍結され、2282億円の支払い債務危機に直面。2023年1月20日、破産

2023年6月、韓国の仮想通貨レンディング「Haru Invest」が出金を停止して破産。CEOを含む経営陣が約1226億円の顧客資産を使い込みしていたことで2024年2月に逮捕される。

関連用語 : LUNA事件
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人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)や株の”夏枯れ”とは、7月から9月にかけての第3四半期において相場のボラティリティや出来高が他の四半期に比べて極端に下がる相場のことを指す。
 
夏枯れの語源 金融市場において”夏枯れ相場”と呼ばれる語源とされているのは「植物が夏の暑さにより生気を失うこと」などを意味する”夏枯れ”を相場に当てはめたものだと考えられる。夏枯れ自体の意味には小売業などでも2月と8月に客足が遠のいて売上が減少すると言われている夏のことを指す。
 
夏枯れ相場の理由 仮想通貨が夏枯れ相場に陥る理由としては米国などの市場をリードする国が長期休暇に入ることで大口投資家や機関投資家がポジションを清算、あるいは相場から中期的に離れることによることが理由と考えられている。
夏枯れはある種”セルインメイ(Sell in May)”のようなアノマリーに近い用語であり、明確な定義などはない。仮想通貨におての夏枯れは強きの上昇トレンド時にはあまり見られず、出来高の減少等が確認できないこともある。