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マイニング(英:Mining)とは・・・

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仮想通貨(暗号資産)における”マイニング”とはEthash時代のイーサリアムやビットコインなどのブロックチェーンにおいて、マイナーが与えられた問いに対する解答を総当たりで並列演算することで、先に解を見つけたマイナーが新規発行のETHまたはBTCを得る行為を指す。この行為が金を採掘(マイニング)することに似ていることから、マイニングと呼ばれる。

 

マイニングの課題

ビットコインなどのマイニングをベースにネットワーク構築している場合、この報酬を狙ったハッシュレートの競い合いによりネットワークセキュリティを上げることができ、BTCなどのネィティブトークンの需要が上がり続けることが前提となっている。

そのため電気代の高騰などの経済的影響を受けやすく、新規ブロックチェーンのローンチにおいて、攻撃を確率的に受けなくするための十分なハッシュレートを集めるのは難しい。

 

イーサリアムのステーキング移行

イーサリアムではこれらの課題や、マイナーの自己トランザクション取り込み問題などからステーキングを前提としたプルーフ・オブ・ステークにThe Merge(マージ)で2022年に移行。

現在はバリデータがCasper FFGをコンセンサスにイーサリアムをステーキングすることでネットワークが稼働している。

対義語 : ステーキング
関連用語 : The Merge
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人気仮想通貨用語辞典

WBTCとはイーサリアム上でERC20トークンとして発行されているビットコインのことで、カストディアンのBitGoやKyber Networkなどのスタートアップによりビットコイン現物の裏付けのあるステーブルコインを指す。
 
WBTC概要  
項目プロジェクト詳細 開発元BitGo チェーンイーサリアム 種類カストディアン コア技術Wrapped Token 創設年2013年 メインネットローンチ2023年6月21日 資金調達額1.69億ドル(約246.5億円) 公式X(Twitter)@WrappedBTC トークンシンボル$WBTC  
Wrapped Tokenとは? WBTCのWとはWrappedの略であり、WETHと同様にビットコインをERC20トークンに変換して、DeFiで使用できるようにしているトークンを指す。WBTCを発行するにはビットコインをBitGoに預入る必要があり、発行プロセスはUSDCと同様となる。
 
WBTCの歴史 WBTCが発表されたのは2018年10月。WBTCはイーサリアム上のビットコインとして最も需要が高く、2020年5月にはMaker DAOの担保として導入された。WBTCを利用することでUniswapやCurve Financeで流動性マイニングやイールドファーミングを行うことができ、ビットコインを保有しながらインカムゲインを得ることができるという利点がある。
またWBTCがローンチしてから一定期間は発行数が少なく、Uniswapの流動性が低かったことからフラッシュローンによるフラッシュクラッシュによる攻撃を受け、DEXのbZxが提供するWBTCとの取引ペアが価格操作をされた。2020年8月末現在約33,000BTCに相当するWBTCがイーサリアム上発行されている。
BitGoをカストディアンとして必要とするWBTCに対し、renVMにより非中央集権的に発行することができるrenBTCがある。