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SharpLink Gaming(日:シャープリンク・ゲーミング)とは・・・

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イーサリアムのSharpLink GamingとはNASDAQ上場のオンラインカジノ/スポーツメディア企業であり、イーサリアム準備金を導入した初のNASDAQ上場企業である。2025年7月時点で戦略的イーサリアム準備金(Strategic Ethereum Reserve)として30万ETHを超えるイーサリアムを保有しており、ビットコイン準備金企業のMicroStrategy社($MSTR)のイーサリアム版といえる。

 

イーサリアム準備金を導入した背景

SharpLink GamingはWeb3ウォレットの「Metamask」やイーサリアムL2でzkEVMの「Linea」を開発するConsensys(コンセンシス)の創設者かつイーサリアムの共同創設者として知られるJoseph Lubin(ジョセフ・ルービン)氏を役員に迎え、2025年5月28日に4.25億ドルをイーサリアム準備金設立のために調達した。

この資金調達にはMicroStrategy社(現Strategy社)と同様のコンバーチブルノートで資金調達しており、Pantera Capital、Glalxy Digitalなどの有名仮想通貨ヘッジファンドが複数参加している。

2025年6月13日、SharpLink Gaming社は17万6271ETH、当時646億円相当のイーサリアムを購入したことを発表。さらに7月11日にはイーサリアム財団(Ethereum Foundation)からOTCで初となる1万ETHを直接購入。

2025年7月時点でイーサリアム財団よりETHを保有する上場企業となっており、イーサリアム準備金は30万ETHを超えている。

 

SharpLink Gaming概要

イーサリアム準備金企業のSharpLink Gamingの概要は下記表の通りとなる。

項目プロジェクト詳細
社名SharpLink Gaming, Inc.
事業オンラインカジノ/スポーツメディア企業
拠点米国、ミネソタ州
上場NASDAQ
ティッカー$SBET
公式X(Twitter)@SharpLinkGaming
創設年2019年
資金調達額300万ドル
イーサリアム準備金調達8.38億ドル
対義語 : MicroStrategy
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人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)の「ステーキングETF」とはイーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などのコンセンサスアルゴリズムとしてPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しているブロックチェーンにおいて、仮想通貨ETFが運用している現物をイーサリアムなどのステーキングを行い報酬を得て投資家に配当する形態のETF(上場投資信託)を指す。
対象的にビットコインETFではBTC現物はASICなどの専用機器によりマイニングしなければ報酬を産まないため、ゴールドETFのように利回りを産まない。
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