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ENS(日:イーサリアムネームサービス)とは・・・

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イーサリアムのENSとはEthereum Name Serviceの略で、2017年5月にローンチされたイーサリアム版DNSのことを指す。イーサリアムアドレスはコントラクトアドレスもEOAも0xからはじまる16進数で表されており、人間にはかんたんに記憶したり判断することは難しいといえる。ENSはDNSと同様にこれらの問題を解決することを目的にしており、0x12345678~というアドレスを”ethereum”という人間が認識しやすい文字列で表すことが可能となる。

当初のローンチは2017年3月だったが、重大なバグが2つ発見されたことで2ヶ月後に正式ローンチされた。ENSはオークション形式で落札されており、2017年5月25日に行われた「darkmarket.eth」が28,555ETHで落札されたことも有名である。

当時は約7.3億円相当で落札されたdarkmarket.ethだが、現在のイーサリアム価格で換算すると約18億円相当となる。この価格がついた背景では、当時ダークマーケット最大手のAlphabayがイーサリアム支払いを採用したことが理由となっている。

ENSの仮想通貨取引所の対応は、Bitfinexが2017年7月19日に対応しており、2019年6月にCoinbaseがウォレットにENSを統合している。

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Shardingとは、イーサリアム2.0のフェイズ1で実装が予定されているブロックチェーンのトリレンマを解決し、スケーリングを可能とする新たな技術。ブロックチェーンを複数の並列のチェーンに分割することで、TPSを大幅に向上させるスケーラビリティ解決方法であり、スケーリングが困難なブロックチェーンを次のレベルへと成長させることができる。
Shardingはサイドチェーンと比較し、より綿密な連携を行うことで1つのネットワークとなることができるため、イーサリアムネットワークの根本的なスケーラビリティを解決することができるという利点がある。Shardingを完全に実装するには各Shard Chain間のトランザクションのやり取りとなるCross Shardなどの技術が必要であり、イーサリアム2.0フェイズ1での実装ではまだ完全な実装とはならない。
当初の予定では1024Shard Chainが実装される予定だったが、2021年3月現在は64Shard Chainが実装される予定となっている。Shardingはセキュリティを保ちつつスケーリングを可能にする次世代ブロックチェーンといえる。