イーサリアムL2のArbitrumとは2021年9月1日にイーサリアムメインネットにローンチしたOptimistic Rollupを使用したL2プロジェクトを指す。Arbitrumは2021年6月1日にデベロッパー向けにベータ版としてローンチし、現在はユーザーが使用できるArbitrum Oneとしてローンチしている。
Arbitrumの正式ローンチ後、先にメインネットローンチしていたOptimismの10倍を超える21億ドルのETHやUSDCなどがすでにロックされており、L2で最も使用されているネットワークとなっている。ArbitrumではEVMが実装されているため、UniswapやCurve Financeといった主要DeFiプロジェクトをすでにL1である”イーサリアムメインネットと同様”に使用することができるという利点がある。CompoundやAaveなどのDeFiレンディングプロトコルは現在対応をすすめており、今後L1と同程度のDeFiエコシステムを構築できるようになる。
またArbitrumはBSCやPolygonのようなサイドチェーンとは異なるL2であり、L1より安いガスで使用できるため今後イーサリアム2.0とL2を合わせてイーサリアムは巨大なワールドコンピュータを構築することになる。
2022年5月現在Optimismのようなガバナンストークンを発行しておらず、L2において最もエアドロップ給付金が期待されているネットワークである。
チェーンID:42161
手数料通貨:ETH