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FDV(英:Fully Diluted Valuation)とは・・・

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仮想通貨(暗号資産)のFDVとは2021年以降から次第に使われはじめた指標であり、「Fully Diluted Valuation」の略ですなわち「完全希釈化後評価額」を指す。仮想通貨はビットコイン(BTC)に代表されるように市場供給量(Circulation Supply)と総発行数(Max Supply)とに違いがあり、時価総額は前者と現在の価格をかけ合わせたもので、FDVは後者と現在の価格をかけ合わせて算出された指標を指す。

 

FDVの指標としての意味

FDVでは現在の価格が同じ仮想通貨セクターにおいて市場評価が妥当かをシミュレーションすることができる指標であり、TGEにおける適正価格を算出するのにも有効となる。そのためエアドロップにおいて価格予想をするために用いられることが多いが、市場の割安さや投機加熱感を算出するのにも有効な指標。

 

関連用語 : TGE エアドロップ
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人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)や株の”夏枯れ”とは、7月から9月にかけての第3四半期において相場のボラティリティや出来高が他の四半期に比べて極端に下がる相場のことを指す。
 
夏枯れの語源 金融市場において”夏枯れ相場”と呼ばれる語源とされているのは「植物が夏の暑さにより生気を失うこと」などを意味する”夏枯れ”を相場に当てはめたものだと考えられる。夏枯れ自体の意味には小売業などでも2月と8月に客足が遠のいて売上が減少すると言われている夏のことを指す。
 
夏枯れ相場の理由 仮想通貨が夏枯れ相場に陥る理由としては米国などの市場をリードする国が長期休暇に入ることで大口投資家や機関投資家がポジションを清算、あるいは相場から中期的に離れることによることが理由と考えられている。
夏枯れはある種”セル・イン・メイ(Sell in May)”のようなアノマリーに近い用語であり、明確な定義などはない。仮想通貨におての夏枯れは強きの上昇トレンド時にはあまり見られず、出来高の減少等が確認できないこともある。