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Casper FFG(日:キャスパーFFG)とは・・・

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Casper FFGとはイーサリアム2.0のコンセンサスアルゴリズムであり、Casper the Friendly Finality Gadgetの略を指す。Nothing at Stake問題などの多くの問題を抱えるPoSに対して、スラッシュなどのバリデータペナルティを実装し、全バリデーションがコンセンサスに参加することで、ファイナリティのDAOを可能とした。Casperの中でイーサリアム開発者のVitalikが主導で開発、リサーチを行っていたCasperの一つであり、Hybrid Casper FFGの代用となる。

イーサリアム2.0フェイズ0のBeacon Chainにおいて、コンセンサスアルゴリズムとしてCasper FFGが採用されており、フォークチョイスルールやアテステーションなどHybrid Casper FFGとは大幅な改良が加えられている。当初イーサリアム2.0へ実装予定であったHybrid Casper FFGはステーキングに1500ETHを最低条件としていたのに対し、Beacon Chainに実装されたCasper FFGでは32ETHが最低ステーキング数となっている。

Casper FFGではフォークチョイスルールによりバリデータのオンライン数が不十分で、ファイナリティをBeacon Chainに付与できない場合、バリデータをスラッシュしてCasper FFGを再起動する。

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イーサリアムL2の”Base”とは米仮想通貨取引所最大手の”Coinbase(コインベース)”が提供するL2ネットワークを指す。Base ChainはzkSyncなどのzkEVMと個なり、”Optimistic Rollup”がL2のコア技術となっており、Optimismの”OP Stack”を採用している。
 
Baseの概要  
ブロックチェーンの種類:OP Stackを採用したイーサリアム上のL2
チェーンID:8453
ガストークン:ETH
ガバナンストークン:未発行
ローンチ日:2023年8月9日(ジェネシスは2023年6月15日)
公式Twitter(X):@BuildOnBase
 
Base Chainのローンチ日 Coinbaseはメインネットの公式ローンチを2023年8月9日としていたが、実際にはジェネシスブロックは2023年6月15日であるため、約2ヶ月前からメインネットをローンチしていたということになる。Orbiter Financeなどのブリッジプロジェクトはメインネットローンチ前に既にBaseを統合しており、エンドユーザーへのオープン前からBaseを使用することができた。LayerZeroも既にBaseに対応しており、LayerZeroを統合しているDeFiやNFTでもBaseのメインネットをサポートしているものも多い。
 
Base上のDeFi/NFTプロジェクト Baseのメインネットローンチに伴い、UniswapやSuhiswapなどのAMM最大手が既にローンチしており、NFTマーケットプレイスではOpenSeaも同様に対応している。ブリッジでは”Orbiter Finance”やHop Procotol、”LayerZeroのStargate”などでUSDC、ETHのブリッジが可能となっている。
BaseはOP Stackという特性上、ArbitrumやOptimismに対応しているDeFiやNFTは遅くても2023年内には対応すると見られる。
 
BASEトークンのエアドロップ Baseはまだガバナンストークンを発行していたないが、公式Twitter(X)では
「We have no plans to issue a new network token(新規Baseネットワークのトークンを発行する予定はない)」
と明記している。
一方でBaseメインネットローンチに伴い、GalxeやLayer3を介して”Onchain Summer “というNFTを発行するイベントを開催しており、このNFTの発行手数料が非常に高額であり、複数回あることからもエアドロップの可能性は0ではないと言えるが現時点では不明な状態となっている。