最新の墨汁マガジン

EVM(日:イーサリアムバーチャルマシン)とは・・・

ツイート

イーサリアムの”EVM”とは「Ethereum Virtual Machine」の略で、イーサリアムブロックチェーン上でDeFiやNFTなどのスマートコントラクト実行を可能とするスタックベースのバーチャルマシンを指す。コントラクト実行にはEVMのOPCODEが使用されるが、プリコンパイルコントラクトはクライアント側の実装であるため、EVMに依存しないという特徴を持つ。

EVM経済圏

イーサリアムのEVMをコピーして実装したブロックチェーンを”EVM経済圏”と呼ぶ。主なEVM経済圏としては

 

・BSC(BNB)

・Polygon(MATIC)

・Avalanche(AVAX)

・Fantom(FTM)

・Gnosis Chain(GNO)

 

などがある。

zkEVM

EVMをそのままコピーしているEVM経済圏に対し、ゼロ知識証明(zk-SNARKs)の演算と互換性を持つEVMであるzkEVMがある。zkEVMは主にValdity Proofをベースにしたzk-Rollupを採用したイーサリアムL2ネットワーク用に開発されており、

・zkSync(ジーケーシンク)

・Starknet(スタークネット)

・Linea(リネア)

・Scroll(スクロール)

・Polygon zkEVM(ポリゴン・ジーケーEVM)

などが個別に開発を行っている。

 

次世代EVMのeWASM

イーサリアム2.0のSharding上ではEVMではなく次世代のEVMであるeWASMが実装される予定となっている。

2018年の開発ロードマップでは「イーサリアム1.x」としてイーサリアム1.0でeWASMを実装する議論が行われたが、先にイーサリアム2.0に移行をしてマージ(The Merge)が行われたため、2023年6月現在eWASM移行の予定はない。

類義語 : eWASM zkEVM
スポンサードリンク

人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)や株の”夏枯れ”とは、7月から9月にかけての第3四半期において相場のボラティリティや出来高が他の四半期に比べて極端に下がる相場のことを指す。
 
夏枯れの語源 金融市場において”夏枯れ相場”と呼ばれる語源とされているのは「植物が夏の暑さにより生気を失うこと」などを意味する”夏枯れ”を相場に当てはめたものだと考えられる。夏枯れ自体の意味には小売業などでも2月と8月に客足が遠のいて売上が減少すると言われている夏のことを指す。
 
夏枯れ相場の理由 仮想通貨が夏枯れ相場に陥る理由としては米国などの市場をリードする国が長期休暇に入ることで大口投資家や機関投資家がポジションを清算、あるいは相場から中期的に離れることによることが理由と考えられている。
夏枯れはある種”セルインメイ(Sell in May)”のようなアノマリーに近い用語であり、明確な定義などはない。仮想通貨におての夏枯れは強きの上昇トレンド時にはあまり見られず、出来高の減少等が確認できないこともある。