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MEV-Boost(英:Maximal Extractable Value Boost)とは・・・

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イーサリアムのMEV-Boostとはフロントランニング防止とBase Feeの高騰を抑制するための独自実装されたプロジェクト「Flashbots」が提供するイーサリアムバリデータ向けのツールを指す。

イーサリアムはMEV-Boostのブロックが9割

2022年11月現在、イーサリアムのブロック生成をマイナーの代わりにバリデータ(プロポーザー)が行うようになり、Beacon Chainに提案される約9割のブロックがMEV-Boostを介したブロックとなっている。MEV-Boostでは通常のブロック提案報酬でプロポーザーが得られるのはEIP-1559のPriority Feeだが、フロントランニングを防止するためのトランザクションでは巨額のETHが支払われることが多く、MEV-Boostでの高い収益性が期待できる。

イーサリアムに標準でPBSの実装提案

MEV-BoostはいわばPBS(プロポーザー/ビルダーセパレーション)であり、2022年11月にVitalikによってPBSを導入するためのイーサリアムの開発ロードマップ「The Scourge」が新たに提案された。

 

類義語 : MEV
関連用語 : Priority Fee PBS
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Reorg(リオーグ)とはChain Reorganizationの略であり、ビットコインのようなプルーフ・オブ・ワーク(PoW)における最長のチェーンを正とするブロックチェーンにおいて、オーファンブロック(Orhpan Block)を元の正しいブロック高へ再編成される仕組みを指す。
 
Reorgはなぜ起こる? Reorgは、ビットコイン(Bitcoin: $BTC)やライトコイン(Litecoin: $LTC)のように明確なファイナリティ(最終確定)を持たないブロックチェーンにおいて発生する現象である。これらのブロックチェーンでは、複数のマイナーが同時にブロックを生成する可能性があり、同一のブロック高において異なるチェーン(分岐)が発生する可能性がある。
その際の分散合意が「最長のチェーンを正とする」というコンセンサスであり、結果として短いチェーンが破棄され、より長いチェーンへ履歴が再編成(Reorganization)される。この再編成がReorgである。
ライトコインにおけるReorgの事例 ライトコインでは、2026年4月26日にMWEB(MimbleWimble Extension Block)のゼロデイバグを悪用した攻撃により、実際に長時間のReorgが発生した。
具体的には、ブロック高#3,095,930から分岐約3時間にわたり不正トランザクションを含むチェーンが形成、最終的に最長チェーンルールにより正規チェーンへ再編成という流れでReorgが発生。結果的にNearが60万ドルの損失を被っている。
この事例では、攻撃者が同時にDoS攻撃を行い、ネットワークのハッシュレートを低下させることで、Reorgの継続を可能にした点が特徴である。
イーサリアムのBeacon Chainの事例 2022年5月26日にイーサリアムのCLであるBeacon Chainにて7ブロックのReorgがクレイアントリリースのズレが原因で起きている。
一方でこの時点ではThe MergeによるCasper FFGへの完全移行となっていないため、被害は起きていない。