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DeFi(日:ディファイ)とは・・・

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DeFiとはイーサリアム上でコントラクトを介して行う非中央集権な金融、Decentralised Financeの略称を指す。DeFiでは担保やレンディング、流動性マイニングやイールドファーミング、DEXでのコントラクトを使用しての売買やレバレッジなどイーサリアム上で多用な運用をすることができる。DeFiのはじまりは2018年よりイーサリアム上でUSDCなどのドルに裏付けされたステーブルコインが次々にローンチされ、これらのトークンをコントラクトで安全にレンディングを行うことができるCompoundのローンチや、世界初のコントラクトにより管理される非中央集権ステーブルコイン”DAI”を発行するMaker DAOの人気高騰により一般的となったワード。

また2020年にはCompoundがガバナンストークンである$COMPをローンチしたことで、さらに火が付きCurve FinanceやUniswapなどの流動性マイニングをベースにしたDEXと、LPトークンをステーキングして収益を得るイールドファーミング、The DAOの完成形と名高いコントラクト投資信託のYearn Financeなどにより、イーサリアムネットワークのガス代が800倍にまで高騰をした。

この背景にはイールドファーミングでの年利100%を超えるものも少なくはなく、流動性マイニングでも年間利回り50%などが未だにあることが人気の秘訣と言えるだろう。

ビットコインは本来コントラクトを使用することはできないが、WBTCやrenBTCなどのイーサリアム上でビットコイン裏付けのトークンを発行することで、Maker DAOの担保にしたりレンディングや流動性マイニング、イールドファーミングなどを行ってDeFi上で運用することが可能となっている。

2020年10月にはDeFi上に900万ETHがロックされ、イーサリアムの総発行数の8%を超えるATHを樹立。同年11月にはDeFi上のロックされている資産が1.5兆円を突破し、わずか1年で28倍となった。

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イーサリアムのSharpLink Gaming($SBET)とはNASDAQ上場のオンラインカジノ/スポーツメディア企業であり、イーサリアム準備金を導入した初のNASDAQ上場企業である。2025年7月時点で戦略的イーサリアム準備金(Strategic Ethereum Reserve)として30万ETHを超えるイーサリアムを保有しており、ビットコイン準備金企業のMicroStrategy社($MSTR)のイーサリアム版といえる。
 
イーサリアム準備金を導入した背景 SharpLink GamingはWeb3ウォレットの「Metamask」やイーサリアムL2でzkEVMの「Linea」を開発するConsensys(コンセンシス)の創設者かつイーサリアムの共同創設者として知られるJoseph Lubin(ジョセフ・ルービン)氏を役員に迎え、2025年5月28日に4.25億ドルをイーサリアム準備金設立のために調達した。
この資金調達にはMicroStrategy社(現Strategy社)と同様のコンバーチブルノートで資金調達しており、Pantera Capital、Glalxy Digitalなどの有名仮想通貨ヘッジファンドが複数参加している。
2025年6月13日、SharpLink Gaming社は17万6271ETH、当時646億円相当のイーサリアムを購入したことを発表。さらに7月11日にはイーサリアム財団(Ethereum Foundation)からOTCで初となる1万ETHを直接購入。
2025年7月時点でイーサリアム財団よりETHを保有する上場企業となっており、イーサリアム準備金は30万ETHを超えている。
 
SharpLink Gaming概要 イーサリアム準備金企業のSharpLink Gamingの概要は下記表の通りとなる。
項目プロジェクト詳細 社名SharpLink Gaming, Inc. 事業オンラインカジノ/スポーツメディア企業 拠点米国、ミネソタ州 上場NASDAQ ティッカー$SBET 公式X(Twitter)@SharpLinkGaming 創設年2019年 資金調達額300万ドル イーサリアム準備金調達8.38億ドル