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ディフィカルティボム(英:Dfficulty Bomb)とは・・・

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イーサリアムのディフィカルティボムとは、イーサリアムの大型アップデートを行う際、マイナーがスムーズに新規チェーンに移行するためのインセンティブを与えるためのプロトコル。設定された特定のブロックからマイニングのディフィカルティ(難易度)が指数関数的に上昇することで、ハッシュレートが増加していったとしても最終的にマイニングが不可能となる。

ディフィカルティボムの調整にはハードフォークが必要であり、次の大型アップデートまたは重要アップデートのスケージュールを事前に決め、ハードフォーク時に次のディフィカルティボムの発動を調整し、再度ディフィカルティボムの遅延を設定する。

ディフィカルティボムの大きな影響は2017年のビザンチウムの実装の際に初めて大きく現れ、イーサリアムのブロック生成平均時間が15秒から30秒まで増加した。2017年10月に実装された”ビザンチウム”ハードフォークによりディフィカルティボムは遅延された。また2019年2月に平均13秒から20秒まで増加し、コンスタンティノープルの実装が行われ、2020年1月のイスタンブール実装で2021年7月前後に影響がではじめるスケジュールとなっている。2021年7月実装予定の”ロンドン”ハードフォークでは、このディフィカルティボムの延期実装が行われる。

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仮想通貨エアドロップにおける”シビル”とは意図的にシビル攻撃を行ったユーザー、あるいはシビル攻撃自体を指す略語。
 
シビル認定とエアドロップ 仮想通貨におけるシビル(Sybil)は”シビル攻撃を行っているユーザー、あるいはEOA”に対して使われる単語となっている。特にDeFiやNFTのエアドロップにおいて”意図的に複数アカウントを作成してより多くのエアドロップを獲得する”という行為がシビル攻撃であり、2022年以降ではこれらを総称して”シビル”と呼ばれている。
シビル認定されたEOAはL2やその他DeFiでもGitHubなどを利用して公開されれることで、エアドロップの対象外やブラックリスト認定されてしまう。
 
シビル認定されないためには? エアドロップにおける最大のリスクはシビル認定されることであり、年々この敷居は高くなって厳しくなっている。そのためシビル認定されないためにはL2上の動向だけでなく、イーサリアムL1のオンチェーン・リピュテーションを稼ぐことが重要となる。
シビル認定されないためには多くの項目があるが、
・新規作成のEOAに注意する
・イーサリアムL1でトランザクション履歴を残す
・他のウォレットへ送金する際は仮想通貨取引所などを経由する
などの基本的なことを注意する必要があるだろう。
またLayerZeroやOrbiter Financeなどのエアドロップにおいてはソースチェーン次第ではシビル認定される可能性などもあるだろう。従ってシビル認定されないためにはオンチェーン・リピュテーションが重要ということになる。