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The DAO(日:ザ・ダオ)とは・・・

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イーサリアムのThe DAOとは、2016年4月にローンチしたイーサリアム初のDAOプロジェクト。投資をDAOで行うというDeFiプロジェクトYearn Financeの先駆けとなったDAOプロジェクトを指す。開発者やイーサリアムファンデーションの多くの人物が投資したものの、2016年5月にコントラクトの脆弱性を突いたハッキング受けリエントランシー攻撃により当時の市場供給量の約14%ものETHが盗まれる。同年7月20日、約97%のイーサリアムコミュニティの支持を受けて”The DAO”のコントラクトを変更するイーサリアムの不変条件を変更したハードフォークを行い、破棄した元チェーンをロシアのデベロッパーが支持し、中国人マイナーが価値に目をつけイーサリアムクラシック(ETC)が誕生した。

2016年10月、The DAOハッカーはShapeShiftを利用してETCをロンダリングしており、最終的にミキシングサービスを利用してビットコインを送金している。

2020年にはThe DAOの完成版とも言えるYearn Financeがローンチしており、DeFi上でのDAO投資信託として人気を博している。2022年2月、ForbesがThe DAOハッカーの痕跡をChain Analysisの協力のもと元TenXのCEO”Toby Hoenisch”氏であると名指ししている。

類義語 : DAO
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人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)のトレジャリー企業とは、資金調達や株式の売却、自社の資産などから資金を捻出し、イーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)などの値上がりが期待できる仮想通貨を資産の一部として保有する企業を指す。
 
仮想通貨トレジャリー企業 仮想通貨トレジャリー企業は主にイーサリアム準備金を主軸とするShrapLink Gaming($SBET)やBitmine($BMNR)、ビットコイン準備金でトレジャリー企業というジャンルを確立したMicroStrategy($MSTR)などがある。
特にイーサリアム準備金に関しては上記2社に加え、SPAC上場を予定しているEther Machineがお互いに競い合っており、Bitmineは2025年9月時点で200万ETH以上を保有している。
 
トレジャリー企業の資金調達方法 資金調達方法はプライベートファンディングの他にナスダック上場企業がコンバーチブルノートなどがある。イーサリアム準備金においてはSharpLink Gamingの取締役にMetamaskを開発するConsensysのJoseph Lubin (ジョセフ・ルービン)氏が就任し、仮想通貨ヘッジファンドのPantera Capital、Glalxy Digitalなどから2025年5月28日に4.25億ドルをイーサリアム準備金設立のために調達したことが主な発端となっている。