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イーサリアム先物(英:Ethereum Future)とは・・・

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仮想通貨(暗号資産)の「イーサリアム先物」とは主にCMEが提供するイーサリアムの先物取引を指し、ビットコイン先物に続いて提供されている仮想通貨の先物取引である。

 

CMEイーサリアム先物詳細

項目プロジェクト詳細
上場市場CME
売買開始2021年2月8日
取引時間月曜8AM ー 土曜7AM(日本時間)
公式X(Twitter)@CMEGroup
種類先物先物及び月別先物
決済キャッシュ決済
コントラクトサイズ50ETH

 

イーサリアム先物の取引開始

CMEのイーサリアム先物はビットコイン先物が2017年12月に取引開始されてから遅れること3年、2020年12月16日にCMEが正式にイーサリアム先物を発表し、売買が開始されたのは2021年2月8日となっている。

イーサリアム先物を活用することで機関投資家は現物型イーサリアムETFのヘッジなどより複雑な投資戦略を展開することができ、ETHへの投資には必須の金融プロダクトであると言える。

 

マイクロイーサー先物

イーサリアム先物は1コントラクトが50ETHとなっており、2024年12月現在のイーサリアム価格は1ETH約60万円を推移していることから1コントラクトは約3000万円のポジションということになる。

そのためCMEはマイクロイーサー先物(Micro Ether Futures)を別途ローンチ、コントラクトサイズが0.1ETHへ大幅に下げた1コントラクト6万円ということになる。一方で需要が多いのはイーサリアム先物であり、40倍以上の出来高の差がついている。

 

イーサリアム先物ETF

米国証券取引委員会(SEC)は2023年9月29日に米国初となるイーサリアムETFを承認した。このイーサリアムETFはCMEイーサリアム先物を運用する上場投資信託(ETF)であり、「イーサリアム先物ETF」と呼ばれることがある。

その後SECが現物型ビットコイン先物を2024年1月に承認したことで、現物型イーサリアム先物もブラックロックなどが現在は運用している。

 

 

関連用語 : CME イーサリアムETF
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人気仮想通貨用語辞典

仮想通貨(暗号資産)のトレジャリー企業とは、資金調達や株式の売却、自社の資産などから資金を捻出し、イーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)などの値上がりが期待できる仮想通貨を資産の一部として保有する企業を指す。
 
仮想通貨トレジャリー企業 仮想通貨トレジャリー企業は主にイーサリアム準備金を主軸とするShrapLink Gaming($SBET)やBitmine($BMNR)、ビットコイン準備金でトレジャリー企業というジャンルを確立したMicroStrategy($MSTR)などがある。
特にイーサリアム準備金に関しては上記2社に加え、SPAC上場を予定しているEther Machineがお互いに競い合っており、Bitmineは2025年9月時点で200万ETH以上を保有している。
 
トレジャリー企業の資金調達方法 資金調達方法はプライベートファンディングの他にナスダック上場企業がコンバーチブルノートなどがある。イーサリアム準備金においてはSharpLink Gamingの取締役にMetamaskを開発するConsensysのJoseph Lubin (ジョセフ・ルービン)氏が就任し、仮想通貨ヘッジファンドのPantera Capital、Glalxy Digitalなどから2025年5月28日に4.25億ドルをイーサリアム準備金設立のために調達したことが主な発端となっている。